★74 ページ26
「欠勤はいいとして、退職は困るんだけど」
《えっ店長！？》
インターホンから聞こえた声が
まさかの店長でロックを外し下まで走った。
階段を駆け下りると、仁王立ち姿の店長。
《お、お疲れ様です》
「お疲れ様ですじゃないわよ！こっちは電車飛ばして来たのに」
電車は飛ばしようがないです。
とは、突っ込めるわけもなく
取り敢えず店長を自宅に招いた。
《コーヒー淹れますね》
「そんなのいいから、座んなさい」
《は、はい》
「さっきも言ったけど、退職は困る。でも退職したいって言うなら理由を話してくれる？」
《理由ですか・・・》
「それなりにあるでしょ」
《理由・・・は、、、、その》
「迷惑とか思ってる？」
《え？》
「店に迷惑かけるとか、自分がいなきゃいいとか。そんな理由でしょ？」
まさにその通りで、黙って頷く私を見て
店長は大きなため息をついた。
「これでも心配したんだからね」
《へ？》
「変な女に敵対心燃やされて、喧嘩売られて、、、悩んでたんでしょう？」
《は、、、い。》
「ちゃんと話を聞いてあげればよかったって後悔したんだから」
《そんな、、店長はいつも聞いてくださいました》
「まだ話してない事があるんじゃない？」
《え？》
「何があったの？」
《店長・・・・》
「私も、みんなも、Aの味方よ？だから話して」
その言葉があたたかくて、優しくて
自然と涙が溢れた。
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清江(プロフ) - 更新待ってます(^-^) (2019年11月6日 15時) (
レス) id: a29293fadb (このIDを非表示/違反報告)
ARMYです！ - 続き楽しみにしてます！ (2019年1月14日 2時) (レス) id: 33f7dece84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fany | 作成日時：2017年7月26日 8時
