kzde姉弟

3☆ ページ4

まず、彦かな

彦は割とすぐに起きてくれるし

「じゃあ、俺、臣行くよ」

「うん、ありがとう貴」

それぞれの部屋は、皆2階にある

右側の奥から、私、貴、典、忍
左側の奥から、翼、彦、臣

それぞれの部屋は個性がいっぱいで、
理解ができないものが多い。

貴の部屋は入らせてくれないし、

典の部屋は、数学の参考書でいっぱい

忍の部屋は、パソコンなどのIT機器で埋め尽くされていて、

翼の部屋は、かなりシンプルだ。

臣の部屋には、自分のポスターやサッカーグッズでいっぱいで、どこに何があるかわからないほどだ

今から行く彦の部屋も、実験道具などでいっぱいで、実験する前とした後での、違いがありすぎる

彦の部屋に着いた私は、トントンと静かにノックする。

「入るよー？」

ベットには、スヤスヤと気持ちよさそうに寝ている彦がいる。

片付いているから、昨日は実験しなかったのだろう。

そっとベッドに行く。

「彦、もう起きなさい。遅れるよ？」

「ん、」

「お姉ちゃん、おはよう」

眠そうに言う彦を見て、クスッと笑う

「うん、おはよう。典君とかたぁ君もう下にいるよ。行っておいで」

「うん、わかったよ。今日も起こしてくれてありがとう。」

うん、彦は素直で可愛いな。彦の頭を撫でてやると、彦は少し恥ずかしそうにした。

「お姉ちゃん、しの君起こしに行くから。
また、後でね。」

「うん、バイバイ。頑張って」

彦が頑張ってというのは、忍や臣がなかなか起きないからだ。あと5分、あと5分と言い、ずっと寝たがる。

臣は、とても酷くて、布団を取ろうとすると、
足で蹴るは、暴れるは。

最近は貴が行ってくれるけど、前は私がやっていた。

貴はやっぱり頼りになるな。

さあ、次は忍だ。

頰を、パンパンと叩く。

頑張れ、私

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