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小｜中｜大｜『あれ?...いないな』

勿怪たちが花札を持ちぴょんぴょんと
跳ねながら足元にきた。


「弱い」

「お前弱い」

「アメやる」

「今、あいついない」

「じゃあ、こいつを」

「「「ほかほかにしてころす」」」

『物騒‼』



勿怪たちがじりじりと迫ってくる。


『うさぎみたいでも
たくさんいたら怖いよ⁉』

「我ら七不思議なりたい」

「しかし、入れてくれない」

「だからあいつが大事にしてるお前を」

「ほかほかにしてころせば七不思議なれる」

「アメやる」

『すごく目輝いてるけどなれるわけないよ⁉
1匹だけさっきからアメありがとう‼』

「ははっ...どういう状況?」

するりと私の首に腕をまわし抱きついてきたのは。

『あまね‼ 』

「やあ、＿＿。
それで? 勿怪は何をしてるの?」

「な」

「『な?』」

「「「何もしておらぬ」」」

わー‼と散り散りに去っていく。


『勿怪のうそつきー‼』

「やれやれ」

『...あまね?』

「なあに?」

『......暑いから離れて』

「やだ♡」

さらにぎゅと抱きしめられる。



※本作品は原作沿いです
ご都合主義で書かせていただいておりますが
原作リスペクトです(必死)執筆状態：続編あり(完結)