《FGO》英雄たちとの記憶_ﾓﾉｶﾞﾀﾘ_

●●● ページ25

？「いや、生きている、というのは違うな
君はもう死んでいる 肉体はとっくにね
トリスメギストスはご丁寧にも
残留思念になった君をこの土地に
転移させてしまったんだ
ほら 君は生前、レイシフトの適性が
なかっただろう？
肉体があったままでは転移できない」

＿＿＿＿＿衝撃の事実が語られる

？「わかるかな 君は死んだ事ではじめて
あれほど絶望した適性を手に入れたんだ
だからカルデアにも戻れない
だってカルデアに戻った時点で、
君のその意識は消滅するんだから」

「え･･･え？ 消滅って、わたしが･･･？
ちょっと待ってよ･･･カルデアに、戻れない？」

？「そうだとも だがそれではあまりにも哀れだ
生涯をカルデアに捧げた君のために
せめて今のカルデアがどうなっているか
見せてあげよう」

＿＿＿＿＿空間が歪み、姿を現したのは


「な･･･なによあれ
カルデアスが真っ赤になってる･･･？
嘘、よね？ あれ、ただの虚像でしょう、レフ？」

？「本物だよ 君のために時空を繋げてあげたんだ
聖杯があればこんな事もできるからね
さあ、よく見たまえアニムスフィアの末裔
あれがおまえたちの愚行の末路だ
人類の生存を示す青色は一片もない
あるのは燃え盛る赤色ｾｷｼｮｸだけ
あれが今回のミッションが引き起こした
＿＿＿＿＿結果だよ
良かったねぇマリー？ 今回もまた
君のいたらなさが悲劇を呼び起こしたワケだ」

「ふざ＿＿＿＿＿ふざけないで！
わたしの責任じゃない、わたしは失敗していない
わたしは死んでなんかいない･･･！
アンタ、どこの誰なのよ!?
わたしのカルデアスに
何をしたっていうのよぉ･･････！」

＿＿＿＿＿所長の叫びが響く


？「アレは君の、ではない
まったく＿＿Aとは違い
最期まで耳障りな小娘だったなぁ、君は」

アイツがAとオルガマリー所長を一瞥しただけで

二人の体は浮き上がり、アイツの近くまで


「なっ･･･体が、宙にーー何かに引っ張られてーー」

Aを引き寄せ、横抱きにしながら

？「言っただろう、
そこはいまカルデアに繋がっていると
このまま殺すのは簡単だが
それでは芸がない
最後に君の望みを叶えてあげよう」

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