カタオモイ0.1% ページ23
入学式で初めて見た時。恋に落ちた。
初恋ってこんな感じなんだあ、って俺らしくもないこと考えてたっけ。
でも、俺が恋に落ちた子は俺じゃない違う誰かを見てて。
その瞳に俺は写っていない。
片思いの始まり。
葉風A。
俺たちの入学と同時に開設された学科で、今回はテスト形式での入学だったと、本人から聞いた。
桜が満開に咲いている樹の下で、薄ピンクの髪がかすかに揺れた。
声をかけようと思っても、胸の鼓動は高鳴るばかりで、うまく言葉にできない。
「あれ、、明星くん、だよね？」
自己主張が控えめのAは小さく呟いた。
桜色の綺麗な唇が紡ぐ声は透き通るみたいに透明で、。
俺の心臓はさらに鼓動を早めた。
「あ〜、えっと、その....うん」
「どうかしたの？」
困ったように微笑みかけてくれるAが愛おしくて。
「いや、別になんでもないよ！あのさA！
一緒に昼ご飯食べようよ！」
一瞬目を見開いたAはまた目を細めて可愛らしく笑った。
....嬉し、かったのかな、
「うん、もちろん。行こうか、スバルくん」
初めて名前で呼ばれた時、あの時は心臓が止まるかと思った。
みるみる顔が赤くなっていくのが自分でも良くわかった。
どうしたのって心配してくれたAの顔も、真正面からは見れなかった。
本当に、恋してるんだなって、。
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作者の栗花落です！
この度この作品に順位がつきました、！
ありがとうございます！「カタオモイ編」は分かり辛いかもしれませんが、過去編、スバルくんたちが1年生の時から始まってます！
そして、私定期テストがあるので13日まで更新できません！
申し訳ないです、、、
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栗花落(プロフ) - 赤月セレンさん» わあ！ありがとう！めちゃめちゃ嬉しいよ〜！これからも頑張るね！ (2019年6月13日 21時) (
レス) id: 51e8fee58f (このIDを非表示/違反報告)
赤月セレン(プロフ) - 楓怜だよ！！（）読んでみたけど、すごい良かった…文章の書き方とかめちゃくちゃ尊敬するレベルで上手くて羨ましい！これからも更新頑張ってね(o^^o) (2019年6月13日 19時) (レス) id: f86cb701a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗花落 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ff87f367d51/
作成日時：2019年4月29日 22時
