幸せの箱庭【あんスタ】 (ページ37)

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「う～ん？？？みんなどこ行ってるの？？？？？？」

昼休み。教室には私、おんりーわん！！！！！！！！！
試しにびーぐみも見に行ったけど、人っ子一人いない。

「.......これが世に言う神隠し...................！！！！！！！
やばい！興奮してきた！！！！神様私も隠して～！！！！！」

まっ、他の人帰ってくるまで寝てるか～！！！！！！
机に突っ伏した時。外が随分と騒がしいことに気がついた。

「う～ん？天変地異でも起きた～？？？？」

ちょっとめんどくさいな！！！！！！！！！！！！！！
でもみんないないの寂しいし、動きたくない気分だけど行ってみよう！！！！！！

ー

「やっほ～、みんなの陽向だよ～！！！」

玄関先では小さな騒動。
かの有名なスーパートップアイドル(笑)の陽向蓮が夢ノ咲OBとして訪れていたのだ。

「お？Aパパさんか！！！！！」

「千秋！！久しぶりだね！！！！ところで僕の娘はどこか知らない？？？？？？」

38歳にもなってこの自由奔放さは娘と変わらないといったところだろう。
無駄に声が大きいため、何事かと集まったのはアイドル科の生徒。

「オイオイ、なんの騒ぎだ～？」

面倒ごとは嫌いなんだけどとかなんとか言いつつも面倒ごとに加わろうとしている人物。

「えっ、陽向蓮....！」

「ん？君もアイドル科の子か！！！！そうだよ！！みんなの陽向！！！」

だんだんと増えてくるギャラリーに陽向(父)は嬉しそうにする。

「そういえばここにも陽向っているっスよね？」

「お天気のねーちゃんなんだぜ？」

「はぁ、....A先輩のこと.....？」

「ふっふっふ、うちの娘がお世話になってるね！！！！！！」

娘、と聞いてなるほどと理解したものが若干名。
まさに、この親にして子あり、という感じだ。

「はあっ⁉....っていうことはAの父親ってことっすか？？」

「うんうん、そういうこと！！！えーっと君確か真緒くんだよね？衣更の」

「そうっすけど....っていうか喋り方まで親子そっくりとか.....」

Aが二人になった気分....と頭を抱えた。

「やっほやっほ～！陽向さん家のAがきたよ！！！！！！！！！！！
なになに？？？てんぺすと？？？？？？？？？？」