180 ページ32
.
二「落ち着いた?」
「うん…ごめんね…」
二「いいよ、
Aがこんなことに巻き込まれたのは
俺のせいだから」
高嗣くんの胸でいっぱい泣いて
二人で静かに話し始めた。
二「けどさっき嬉しかったわ、
Aが俺のこと信じてくれてるの」
「私も…
高嗣くんが助けにきてくれて
すごく安心した」
二「怖い思いさせてごめん」
「もう謝らないで、
高嗣くんのせいじゃないから…」
二「うん……」
さっきからずっと
高嗣くんは悲しい顔をしている。
私に怖い思いをさせたのは
自分だって責任感じてるんだろうな……
…そうだ!
「高嗣くん!見て!」
二「へ?」
「きっと素晴らしい明日が待ってる〜
それがどんなにどんなに
どんなにどんなに遠くても〜
ほんのちょっぴりの笑顔が見れたら〜
それが何より力になっちゃうんだよ〜!」
私は舞祭組の最幸LOVE!を
手話つきで高嗣くんの前で歌った。
「この前、授業で手話の先生がきてくれて
ちょっとだけ教わったんだ!」
二「…すげー!!
もう一回やって!!」
「ふふ、いいよ!」
私の手話を見て
パーッと表情が明るくなった高嗣くん。
やっぱり高嗣くんには
ずっとずっと笑顔でいてほしい。
「これも見て!」
そしてもう一つ高嗣くんの前で、
教わった手話をやった。
「いつも、本当にありがとう。
大好きだよ!」
二「A……」
そしてぎゅーっとハグされた。
二「感謝をするのは俺の方だって…
A…ありがとう……」
「いつも高嗣くんに
守られてばっかでごめんね?」
二「そんなことない……あ!」
「ん?」
二「君が好きで守りたいんです!!
…って、俺の心の中で
いつも叫んでるからいいの!」
「…そっか(笑)」
暗い気持ちになってたけど、
二人でやっと笑い合うことができた。
.
153人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時