191 ページ44
.
横「Aもこんなんだし
もうお開きにしたほうがよさそうだな」
花「そ、そうだね！
A歩けそう？」
「ごめん…大丈夫、
歩ける……痛っ…」
また立った瞬間に足に激痛が走った。
横「ほら、俺に掴まって。
車で送ってくから」
「うん…」
私は渉にしがみついた。
花「私は電車で帰るから……
横尾くん、Aのことお願いね？」
「え、なんで花穂も一緒に帰ろうよ！
いいよね？渉？」
横「もちろん、
花穂ちゃんも一緒に乗っていって？」
花「…じゃあ、お願いします」
私は渉にしがみつきゆっくりと歩き出し、
その後ろで花穂が私の荷物を持って歩き出す。
エレベーターでマンションの地下まで行って
渉の車に乗り込んだ。
横「花穂ちゃんの家どのへん？」
花「あ、えっと…」
花穂は渉に住所を伝えた。
横「ルート的に花穂ちゃんが先かな？」
花穂が先か……
なんとか二人を二人きりにさせたいのにな…
今日のくっつけよう作戦
ぜんぜんダメダメだったし……
「あ！私、高嗣くんのお家に行く！」
横「ニカん家？
そういえば帰ること連絡した？」
「今からする！
だから最初に高嗣くんの家に行って？」
横「はいはい、」
どうにか渉を納得させ、
私からおろしてもらうことになった。
その間に私は高嗣くんに
高嗣くんの家に行くことを連絡しといた。
横「あ、ちょっとコンビニ寄っていい？
買いたいもんあったんだ」
渉がコンビニに行ってる間、
私は花穂と話をする。
花「A、足大丈夫なの？」
「うん！少し痛いけどね」
花「もう〜早く言いなさいよね！」
「ごめんごめん(笑)」
花「…けど、やっぱり横尾くんはすごいね。
Aのことよく見てる」
「そ、そんなことないでしょ…」
やっぱりいつもと違う花穂。
少し寂しそうな目をしていた。
「花穂…違ったらほんとにごめんね？」
花「…なに？」
「花穂の好きな人って…渉だったりする？」
花穂は一瞬だけ驚いた表情をしたけど、
すぐに下を見て俯いた。
そして小さく
コクンって頷いた。
花「…けど無理だって分かってるから」
「なんで！？
花穂はすごく可愛いし優しいし絶対に…」
花「無理だから！」
「え……」
シーンとなる車内。
花穂の声にビクってなった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (
レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています！このお話大好きです！ (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuuna
| 作成日時：2021年4月7日 13時
