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「由美さんだって分かってたはずでしょ?
高嗣くんが由美さんを想ってたってこと…
だからそんな高嗣くんなら
絶対に自分のとこから離れていかないって
確証があったから浮気したんじゃないの?」
由「……そうよ、
これまでだって私にスキャンダルがでても
ちゃんと高嗣は私のところに
戻ってきてくれたもん…
それなのに…あんたが現れたせいで……
高嗣は優しいから!あんたに同情して…!」
二「それは違う」
私と由美さんのやり取りに
高嗣くんが口を開いた。
二「たしかに俺、
由美のことすっげぇ好きだったよ…
けど別れるとき言ったじゃん、
由美よりも…Aのこと守ってやりたいって」
…高嗣くんそんなこと言ってくれたの?
二「それくらいAは
もう俺の中でデカい存在なの、
由美よりもずっと……」
由「…わかってる。
前に…本当は忘れ物なんてしてないのに
強引に高嗣の家に行って
色々と家の中見てきたから…
そしたら、もう二人の時間が作られてて
私なんかまるでいなかったようになってて…
あんな…男に絡まれたくらいで
コンビニのトイレから一人で
逃げられないような女とって…
余計にむかついて……
だから過去のことも調べさせた。」
由美さんは私の肩から手を離し、
静かに話しはじめた。
由「そしたら
あんな過去が出てきちゃうんだもん、
ますます高嗣にはふさわしくないって思って…
高嗣とご飯行ってそのこと話したら
もう知ってるんだもん…
普通、言わないでしょ…そんな過去のこと…」
「…高嗣くんは、
そんな私を受け入れてくれたんです……
私こと全部知った上で、
私のこと愛してくれ…」
由「そういうのがむかつくって言ってんの!
だから翔輝を使ってあんたを襲わせた。
過去とまた同じめに合えば、
さすがの高嗣だってあんたのこと嫌いに…」
「なるわけない!!!」
シーンとする部屋の中。
私の大声に
由美さんも高嗣くんも驚いていた。
「高嗣くんは…
私になにがあっても、
嫌いになんてならない…」
二「A……」
私は高嗣くんの手を握った。
「高嗣くんがそういう人だって…
由美さんだって知ってるでしょ?」
由美さんにそう告げた。
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momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時