赤い糸４

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由「翔輝おまたせ〜！
ごめんね、待たせちゃって」





ﾄﾞｷｯ





『しょうき』という名前に

心臓が飛び跳ねた。





この人は、私のことを汚した

あの翔希ではないのに……







翔「おせーよ、
先に飲んでたわ(笑)」







顔も全然違うし

やっぱり別人だ……



当たり前だけどね……








由「この子は、私の元カレの今カノの
Aさん！一緒にいいよね？」



翔「なんだそれ、ややこしいわ(笑)
翔輝です、よろしく」



「あ…Aです……
よろしくお願いします…」



由「堅苦しい挨拶はここまでにして
乾杯しよう〜！」






飲み物を受け取り乾杯をする。



もちろん私が飲むのはジュースだけど…



一人だったら確実にお酒飲んでたけどね、

さすがにこの状況では飲めない…







ある程度

お鍋を食べ始めて

やっとこの時間にも少しずつ慣れてきた。








翔「Aさんは
どんな仕事してるの？」



「あ…教師なんです……」



翔「へぇ〜先生なんだ、
若いのにすごいね〜」






うん、

この童顔のせいで

たぶんとても年下に見られているけど

気にしないでおこう。







「えっと、翔輝さんも由美さんと
同じ業界の方なんですか？」



翔「いや、俺は由美の元カレの友達？笑」



由「元カレって言っても
高嗣ではなはいよ？笑」



「へぇ…」




そうだよね、


由美さんにも

高嗣くん以外に付き合ってた人なんて

当然たくさんいるんだよね……






由「まぁ、私と翔輝は
大人の関係だから(笑)」



「え！？//」



由「身体を重ねるだけの友達ってこと！」



「……//」






この二人……


そういう関係なんだ……



私には未知の領域すぎて………//







由「Aさんにだって
そういう人の一人や二人いるでしょ？」



「いい、いませんよ！//」



由「えー？どうして？」



「どうしてって……
私には高嗣くんがいるし……」



由「いやいや！
彼氏とこういう友達は全然 別物だから！」



「えぇ！？//」



由「だって私が高嗣と付き合ってたときも
普通に私にはこういう友達いたし。」



「でも…それって浮気じゃ……」



由「浮気なわけないじゃない(笑)
高嗣にちゃんと同意だってとってたし」





え……


なにそれ………





高嗣くんは由美さんにそういう人がいるって

知ってて付き合ってたの？









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