赤い糸２

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二「かんぱ〜い！」





高嗣くんとソファに並んで座り

ビールで乾杯をする。





二「何か見る？」



「あ！そういえば、
さっき渉からこれもらった！」





『君を大好きだ』のCDを取り出した。





二「あ〜そうじゃん！
これ見るって言って、
まだ見れてなかったよな…見るか！」




「うん！みたい！」





DVDを再生して

さっそく見ることに…




なんかこういうの見るの初めてだから

ドキドキする！！





オルゴール音が流れて

キスマイのメンバーが登場する。




そのミュージックビデオは

ドラマ仕立てになっていて、

私は釘付けとなって見てしまった。






「すごい……
すごいね！高嗣くん！！」



二「ど、どうした？」



「少しずつ撮影したものが
こんな形になって作品になるんだね…
感動しちゃったよ！！」



二「そっか、良かった(笑)」



「高嗣くんはこういうお仕事
してるんだもんな…すごいなぁ……」







こうやって

たくさんの人を感動させてるんだね。




高嗣くんたちは

本当にすごいお仕事をしてるんだって

改めて感じた。






「ここの歌詞…
高嗣くんが歌ってるの？」





歌詞カードを見て高嗣くんに聞いた。





二「うん、そうだけど…なんで？」



「ううん…
この歌詞…良い言葉だな〜って」






“ ごめんね なんにもしてあげられなくて
いっぱい いつも君に もらってばかりだな ”






これ…

まんま私じゃん……



私…高嗣くんに何もしてあげれてないもん…







「高嗣くん…」



二「んー？」



「高嗣くんは…
私と…えっちしたいよね…？」



二「ぶっっ！！！」





私がこんなことを言うと

高嗣くんはまるで漫画のように

盛大にビールを吹き出した。






二「な、なに！？いきなり…」



「ご、ごめん…
けど、真面目な話だもん…
私がいつまでも怖がってるから
高嗣くんは手出さないんでしょ？」



二「それは…
俺この前言ったじゃん。
待ってる、って……」



「でも……たぶん待ってられたら、
私は高嗣くんに甘えて
いつまでも前に進めないと思う。」



二「……じゃあどうすればいいわけ？」



「私…もう大丈夫だから……
やっぱり怖いけど…高嗣くんなら…
……高嗣くんに私の全部知ってほしい…」





私が高嗣くんにそう言うと、

高嗣くんは私にキスしてきた。








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