赤い糸２

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花「え！？？」





花穂が分かりやすく驚く。



やっぱりびっくりするよね……







花「この人って…
千賀さん？って言う人だっけ？」





ガクッ



なんでそうなる！！！






「ち、違うよ！
二階堂高嗣くん！！」



花「あ〜そっかそっか、
そっちだわ！」





そっちってどっちよ(笑)



似てるかな〜？


似てるか……






花「へ〜この人がAの…
…え！？？この人が彼氏なの！？？」



「か、花穂…
ちょっと声大きいよ！」






周りをキョロキョロと見回すけど

みんな自分たちのことで夢中みたい。



良かった……







「高嗣くんとはね…」






花穂に高嗣くんとの出会いの経緯や

これまでの出来事を話した。






花「そっかぁ〜
そんなことがあったんだ…」



「うん、だからね、
渉じゃなくて高嗣くんから
ライブのチケットもらったの。
嘘ついてごめんね？」



花「そんなのいいよ(笑)
ふ〜ん、Aがこの人をね〜」






微笑みながら

高嗣くんの画像をじっくりと見る花穂。




その表情はなんだか嬉しそう…






花「この人がAを変えてくれたんだ、
私も感謝しないとな！」



「え…？」



花「Aが心から好きになった人と
出会えてよかった！」






ニコって笑って

私にそう伝えた花穂。





花穂はあの事件以来、

一番そばにいてくれて


私の痛みとか苦しみとか

一緒に感じてくれていた。




大好きで大切な親友。




そんな親友にこんなこと言われたら

泣いちゃうに決まってる……






花「もう〜泣かないでよ(笑)」



「だって……
花穂…ほんとにありがと……」





花穂に頭をポンポンとされて

二人で笑いあった。








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キスマイのライブ当日




初めて東京ドームに来た。






オブジェとか、

モニターとかに描かれたキスマイの絵を見て

素直に驚く私と花穂。






「すごいね…(笑)」



花「当たり前だけど人多い…(笑)」






私達は周りの人達に

圧倒されながらグッズ売り場へと来た。






花「Aはもちろん
二階堂くんの買うんでしょ？」



「うん！」





とりあえず高嗣くんの物は全部購入！



ツアーTシャツや、

タオル、パンフレットなども買った。







「花穂は誰の団扇買うの？」



花「ん〜そうだなぁ…
やっぱり横尾くんのかな！」







そして何故か花穂は

渉の団扇を購入した。









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