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藤「えっと……
やりたい…っていうのは…?」



横「Aが
そういうこと言うの珍しくない?」





少し笑ってる藤ヶ谷さんと

ちょっと真面目な顔して聞いてくる渉。






「私…高嗣くんに…
高嗣くんと…そういうことまだしてなくて…」






自分の今悩んでることを

二人に打ち明けた。






「彼女として私最低ですよね…」



横「ニカはそんなことで
Aを嫌いになったりしないよ」



「そうかも…しれないけど……」



藤「Aちゃんは
なんでニカとそういうことしたくないの?」



「怖い…から……」



藤「どうして?
お互いに好きなんだからきっと大丈夫だよ、
一回しちゃえばどうってこと…」



横「太輔…!」






私の過去のことをしらない藤ヶ谷さんは

どんどんと言葉をぶつけてきて

それを渉が止めてくれた。






藤「Aちゃんはニカが好きなんでしょ?」





コクって頷く。





藤「そっか…だったら、
誰だって好きな人とそうなることは
最初は怖いに決まってるよ。」



「…え?」



藤「お互いに好きなんだもん、
相手のことを全部知ることになるし
きっとニカだって怖いと思うよ?」



「高嗣…くんも?」



藤「そう。だからこそ、
それを乗り越えたときに
はじめて本当の愛が生まれるんじゃない?」






本当の…愛………



私も高嗣くんが大好きだから

これからもずっと一緒にいたい。



そのためには

やっぱり通らなきゃいけない道なんだよね…





藤「怖いかもしれないけどさ、
ニカを信じることも大事だよ?
きっと大丈夫だから」





優しくそう言ってくれた藤ヶ谷さん。




この言葉に

なんだか胸がスーッて軽くなった。





横「A…
ここまで来たんだから
あと一歩じゃん、頑張れ…!」



「渉……」





そう、だよね……



私が勇気を出さないと

前に進むことなんかできないんだ。




そんなの、

頭の中では分かってたはずなのに……






「藤ヶ谷さん…ありがとうございます!
私…たぶん藤ヶ谷さんの言葉がなかったら
怖くて勇気持てなかった…頑張ります!!」



藤「ううん、
けど、Aちゃんちょっと大袈裟(笑)」






ちょっとトイレに行くって

席を立った藤ヶ谷さん。






横「今日ここに太輔連れてきて
良かったわ。俺だったらあんな言葉
かけられなかった」



「渉…藤ヶ谷さんって素敵な人だね!」







渉とそんな話をして二人で笑いあった。







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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣 , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
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mer(プロフ) - きゅんきゅん♪続きが楽しみです!たかしくん、飲み過ぎてトイレにこもっていた?気持ち悪かったわけじゃないですよね?どうでもよい質問ですね 笑 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - あ〜素直になれて良かったね。早く続きが読みたいです! (2020年2月4日 10時) (レス) id: e70020d567 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - yuuna様の作品が大好きで、いつも楽しみにしてます。今連載中の赤い糸も、今後の展開がどうなるのかワクワクしています。ファンの一人として応援しておりますので、連載がんばってください。 (2020年1月30日 0時) (レス) id: cae6d0de0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2020年1月29日 22時

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