赤い糸２

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横「A、そんな警戒しなくていいから
入っておいで(笑)」



「う、うん……」





渉に言われて中まで入って

渉の隣に座ることにした。





「あ、あの…
高嗣くんは…？」



横「あれ？ニカから聞いてない？
ちょっと仕事入っちゃって少し遅れるって」



「え！？そうなの！？」





携帯を見ると30分前に

メッセージが入っていた。



全然気づかなかった……





横「Aとの約束あるって慌ててたから
じゃあ俺が行ってAの相手してるって
強引に店の名前聞いたの(笑)」



「そ、そうなんだ…」



横「そしたら
太輔までついてきちゃったけど(笑)」



藤「ごめんね、
俺までお邪魔しちゃって(笑)」



「い、いえ！」





藤ヶ谷さんはニコって微笑んで

私に話しかけてくれた。





この前、高嗣くんのお家で見た

キスブサのとおりの人……




やっぱかっこいい……








横「俺もいるから
太輔いても平気でしょ？」






小声でそう聞いてきてくれた渉に

うんって頷く。






藤「A…ちゃんって
呼んでも大丈夫かな？」



「は、はい！」



藤「よかった(笑)
Aちゃんは何飲む？」



「あ…じゃあ、ウーロン茶で…」



横「アルコールじゃなくていいの？」



「うん！
高嗣くんが来てから飲む！」



横「…そっか(笑)」






渉と藤ヶ谷さんはお酒を…



私はウーロン茶で乾杯をした。






ご飯を食べながら

他愛もない話で盛り上がる。





藤ヶ谷さんは、

本当にかっこよくて…



でも渉と喋ってるときは

たまに可愛い笑顔をして……




ファンもきっと多いんだろうな〜って

一緒にいて感じた。






横「あ、そうだ、A
遅くなったけどおめでとう…！」



「へ？なにが？」



横「ニカとのことだよ(笑)
付き合うようになった、って聞いたときは
俺まで嬉しかったよ」






…そうだ、


元々は渉が後押ししてくれたから……






「渉…ありがとうね……
私いまね、最高に幸せ！」






渉にそう伝えると

頷いて優しく微笑んでくれた。






藤「そういえば渉、
Aちゃんに渡すものあるんじゃないの？」



横「あ、そうだった」






藤ヶ谷さんにそう言われ

隣にあったバッグから

渉はあるものを取り出した。







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