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横「子供の頃から一緒なんだから
Aの気持ちくらい分かるよ」
「た、高嗣くんのことなんて、好きじゃ…」
好きじゃない。
……なんでその一言を
口に出して言えないんだろう。
横「Aは怖いんでしょ？
ニカがAの過去を知って
自分から離れていくんじゃないか、って」
「………」
横「だからさっき、
あんなに怒ったんだろ？」
「………そうだよ、
だって…私がこれまで好きになった人は…
みんな私から離れていったから…」
あの事件があってからだって、
普通の女の子みたく恋だってした。
けど…
好きになって、信頼した人に
私の過去を話すとみんな離れていった。
だから……
もう恋もしないし、
私の過去を誰にも言わないって決めてたのに…
「高嗣くんみたいな良い人…
好きになるなっていう方が無理だよ…っ」
でも、
高嗣くんには大切な彼女さんがいる。
あんなことがあって、
もう会うことなんてできない。
横「そっか…」
私の頭をポンポンとしてくれる
渉に安心する。
横「A」
「……？」
横「ニカ、今日ひとりだって」
「へ…？」
横「久しぶりに彼女と会うはずだったんだけど
ドタキャンされたんだって」
「そう…なんだ……」
横「ニカのところ行って
びっくりさせない？笑」
「………うん」
いたずらっ子のように笑って話す渉を見て
私もつられて返事をする。
高嗣くん…
彼女さんのこと、すごく大切に思ってるのに
クリスマスにドタキャンされるなんて…
きっと、
一人でヤケ酒してるに決まってる。
横「車いま持ってくるから待ってて」
渉はそう言って、
近くの駐車場に行ってしまった。
そういえば渉
お酒飲んでなかった……
最初からそのつもりで車で来たの…？
渉の乗ってきた車の後部座席へと乗って
高嗣くんの家に向かう。
すっごい高級車……
「渉…すごいね……」
横「んー？なにがー？」
「…なんでもない！」
渉はちゃんと前に進んでてすごいな。
私も見習わないとだよね…
「渉…さっきは怒鳴ってごめんね」
横「ん？また何か言った？」
「……なんでもないってば！」
横「なんなんだよ(笑)」
渉がさっき言ってくれたこと
すごく嬉しかったよ。
今度は私も前に進まなきゃ！
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yuuna(プロフ) - �豬遒気�» ありがとうございます！『おとめ』で読み方あっております。珍しい苗字にしようと思ってこの苗字を選びました、分かりづらくてすみません…… 引き続き、この作品をよろしくお願いします☆ (2019年10月25日 22時) (
レス) id: 207a3ec58c (このIDを非表示/違反報告)
�豬� - 続けてのコメントですみません...。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豬� - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 主人公ちゃんの名字の読み方乙女(おとめ)で 合ってますか？ (2019年10月25日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuuna
| 作成日時：2019年10月23日 16時
