BAD LOVER ４

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「美優ちゃんと…
別れたんじゃないんですか？」



男「別れてねーから！
あいつは別れたいとか言ってるけど」



「なんでそうなったか
心当たりないんですか？」



男「知らねーよ、なんかこの前
俺ん家にデカイ箱あって、邪魔だから
美優に連絡したら別れようって言われて」





デカイ箱……


って、誕生日のやつか…(笑)




男「あいつの家行ったら
鍵とか全部変えられてたし
連絡ももう取れなくなって」



「だからここに来たと…」



男「そう！なんか聞いてないの？
あんた美優と仲良いんだろ？」



「いや…まぁ……」



男「どっちだよ！ハッキリしねーな！！」



「申し訳ありません…
ただ、何で別れたいかって言うのは
あなたが一番よく知ってるかと…」



男「は？知らねーんだけど」




この男…


自分の家に美優ちゃん以外の

女の人連れ込んどいて

まだ しらを切るつもり？？





「先日…あなたお誕生日でしたよね？」



男「そうだけど」



「その日…
誰と何をしてました？」



男「…は？」



「美優ちゃん、
知ってますよ、あなたが何をしていたか」



男「…は、まじかよ」



「だから別れたいって…」



男「あぁ、なんだ、
そういうこと？笑」




え、なんで笑ってるのこの人……




男「なんだよ、バレてたのかよ〜
それだったらそうと早く言えよな〜」



「あの…
悪いと思わないんですか？」



男「は？なにが？笑」



「あなた浮気してたんですよね？
美優ちゃんに悪いと思わないんですか？」



男「別に。浮気なんて
みんなしてるっしょ(笑)」



「美優ちゃんは…
本気であなたのこと…」



男「あ〜、そーいうのうざいから！
美優とか束縛強いし重いから
俺はそんな好きじゃねーし(笑)」



「じゃあ何で付き合ってるなんて…」



男「あいつ給料いいじゃん？
俺が求めるもん全部くれるし(笑)」



「……」



男「今日だって、このまま俺が振られるとか
ムカつくから来ただけだし。
あんな都合の良い女
手放すのもったいないじゃん(笑)」





最低……


最低すぎて言葉がでない。





クズ男って言葉は

こいつみたいなやつのことを言うんだろうな。




私に力があったら

間違いなく手を出していたよ。






こんな男……



別れて当然だよ……






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