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どーれ、
俺はもうちょっと待っててみっかな〜
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それからまた時間は経つばかり。
夜中の2時をまわってるし
そろそろ俺も帰んねーとまずいか?
寝室を覗くと
涙跡をつけてぐっすり眠ってるAちゃん
また泣いたのか…
こんな可愛くて良い子を
こんなに泣かせるとか…
ごめんな、Aちゃん。
俺さっき嘘ついたわ。
本当はあのまま
Aちゃんにキスできたよ。
けどしなかったのは
二階堂に悪いと思ったから。
だから我慢した。
宮田とか藤ヶ谷じゃなくて
俺に電話してきてくれて
けっこう嬉しかったんだよね。
俺に頼ってきてくれてさ。
俺が一番年上だし、
こいつらのこと兄貴的な立場で
見守ってこうと思ってたけど…
なんか…
ほっとけないんだよな……
.
そのまま二階堂は
帰ってこないまま朝になっていた。
俺もいつの間にか眠っていて
時計を見ると朝の6時
北「ほんとに帰ってねーし…」
たぶん昨日の電話で
俺だって分かってるはずなのに
俺にも電話よこしてないって…
まじ何してんだよ…
…って、ここ寝室…っ…!
俺あのまま
ここで寝てたし!!
ベッドの上には
スヤスヤと眠ってるAちゃんがいて
少しだけ安心した。
午後からまたライブのリハあるし
俺も家に帰んねーとな。
二階堂…
午後に会うから
じっくり話聞かねーと。
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〜 A side 〜
「ん…」
目が覚めると
隣に高嗣の姿はなかった。
けっきょく帰ってこなかったのか…
シャワーを浴びようと寝室から出る。
「高嗣…?」
二「…はよ」
そこには、ソファに座って
コーヒーを飲む高嗣がいた。
「帰ってたの?」
二「うん、さっきね…」
「なんで…
帰ってこなかったの?」
二「……」
「美優ちゃんと…いたの?」
二「……」
「ねぇ、どうし…」
二「お前こそ…」
私の言葉を遮って
怖い顔をしてこっちを見てきた高嗣
二「なんでミツといたわけ?」
「え…?」
二「なんでミツのこと
家に上げてんだよ」
「それは…っ…」
二「ミツのこと好きなの?」
「なに、言ってるの…?」
そんなわけないのに…
高嗣は私に目を合わそうともしない。
ちゃんと…
こっち見てよ……
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yk717mirai - とにかく早くスカッとする結末とヒロインさんがホッとする内容が見たいです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - ファンの子達が悲しむ,と本気で思うんなら店長じゃなくて私を彼女にしろ!と言うのはどう考えてもおかしい!なんかまるで彼女が店長だったら悲しくて私が彼女だったら悲しまない!と言う感じに見えます!イヤ、貴方が彼女でも悲しむでしょ!とも思ってならないです。 (2019年6月19日 23時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この修羅場をすぐ抜け出してほしいです。自分が不幸だから他の人を巻き込む!なんて絶対イヤです。ヒロインさんは最後幸せにしてあげて下さい。 (2019年6月16日 0時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 同時に早く続きが見たくなりました (2019年6月2日 14時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai - 何だか裏がありそうで続きがますます気になりました!ヒロインさんには幸せになってほしいです (2019年6月2日 13時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2019年5月18日 22時