BAD LOVER ４

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理「はぁ〜〜〜
行きたかったね〜〜〜」



「そうだねぇ……(笑)」





高嗣を見送ってから数時間後




今日は千賀担の友達

神田 理沙とランチ




理沙とは小さい頃からの幼馴染で


私の影響からか、

理沙もキスマイを好きになった。



千賀さん…


千ちゃんのあの美しいダンスと歌の

虜になったらしい…(笑)






理「絶対にあの舞台おもしろいじゃん〜！！
生で千ちゃん拝みたかったよ！！」



「うん…(笑)」





今はこんな感じで

ニカ千の舞台に行けなかったことについて

グチグチと喋っている。





理「なんかAさ…」



「なに？」



理「男できた？」



「え！？」



理「しかも本命の！
ちゃんとした相手の人！？？」





本命とかちゃんとした相手とか…



どういう意味だよ！！





「どうして？」



理「だってさ〜
前はあんなに、ニカニカ言ってたくせに、
久々に会ったらあんま言わないから…」



「そ、そんなことないけど…」




いや…


ある意味当たってはいるけど……



彼氏ができて、

それがまさかニカ…なんて……



いくら理沙にでも言えるわけがない。






理「でもさ〜
前のAと比べたら
やっぱり穏やかになった！」



「そう、かな…？」



理「うん！
幸せそうな顔してるし
彼氏できたんでしょ？」



「……うん、できた(笑)」



理「やっぱり！
へぇ〜どんな人？？」



「うーん…」




どんな人、か……



改めて聞かれると

どう返していいか分かんないな。






理「年上？」



「2歳年上かな…」



理「優しい？」



「……うん。すごく優しい」



理「そっか〜！
けっこう真剣に付き合ってるんだ？」



「そうかも…しんない……(笑)」



理「ってことは近々、
結婚とかしちゃうのかな？笑」



「結婚……」





そっか…



私達くらいの歳になれば

真剣に付き合ってる人との将来とか

考えるのが普通なのか…





けど…



結婚なんて無理に決まってる。





「結婚は…しないかな……」



理「どうして？」



「だって…」



理「……A？」






だって…



高嗣がアイドルである以上、

結婚なんて…




絶対に望んじゃいけないから…







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