BAD LOVER ４

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美「サプライズ！
絶対に成功させてみせます！！」



「そっか、頑張ってね(笑)」



美「はい！お先に失礼します〜！」





皆さんに挨拶して

美優ちゃんは帰って行った。





北「あれ？
美優ちゃん帰るの早くね？」



「なんか彼氏さんに
サプライズするんですって(笑)」



二「あぁ、そういえば今日か…」



千「今日なにかあるの？」



二「美優ちゃん、
彼氏の誕生日なんだって」



千「へぇ〜
ほんと美優ちゃんって
彼氏さんのこと好きだよな〜！」



「……」





なんか……


何かが引っかかる。




美優ちゃん…


彼氏さんが誕生日ってこと

高嗣にも話してたんだ。




私でさえ、

ついさっき聞いたばっかなのに……





『お疲れ様でした〜！！』



二「お！おつかれ〜！」



『二階堂くん！
ご飯行きましょうよ〜！！』



『最近、彼女さんができて
付き合い悪いですよ〜？？』



『にぃに会！また開催してくださいよ〜！』




ジュニアの子たちが

次から次へと高嗣に群がってくる。




…ほんと後輩からは人気者だな(笑)





二「ん〜早く終わったし、
たまには行くか！」



『やったー！！
ほんとにいいんですか？？』



二「いつもの店でいい？」



『もちろんです！
あ！望月さんも行きましょうよ！』



「…えっ！？私？？」



『それいい！
二階堂くんの彼女さん…なんですもんね？』



「えっ、いや……」



二「来る？」



「い、いいよ、私は…」



『行きましょうよ〜！！』




盛り上がるジュニアの子たち…




二「別に来ればいいじゃん(笑)」



「ほ、本気で言ってる？」



二「どうせ俺ん家に帰るんでしょ？」



「そう、だけど……」



二「じゃあ来い！命令な！」





こうして、半ば強引に

噂に聞いていた “ にぃに会 ”……


というものに

私も参加することになった。






二「俺ビール！」



『僕もビールで！』

『俺はウーロン茶で！』

『望月さんは？？』



「あ…じゃあ、
私もビールで…(笑)」



二「だめ、お前はこれにしとけ」




高嗣がメニュー表を指差したのは

オレンジジュース




「なんでよ！！」



二「お前は酒癖悪いんだから
ジュースにしとけって言ってんの！」



「はぁ！？
あんたに言われたくないし！！」



二「俺は酒強いし！！」



「よく言うわよ！
この前なんて酔って私の胸……」





……って！



ジュニアの子たちいる中で

私いま何言おうとした！？





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