BAD LOVER ４

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翌朝



ライブのリハで

散々踊って疲れているせいか

けっこうぐっすりと寝てしまった……




こんな状況で俺よく寝れたな…(笑)





隣を見ると

まだ寝てる美優ちゃんがいた。



起こさないように

ベッドから抜け出して

適当な字でメモ書きを残しここを出た。




一晩ここで寝たんだから

文句ねーだろ…




早く…


早くAのとこに帰んねーと！！





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自分の家へと着いたけど…



そういえばAって

俺ん家にいんのかな…



昨日あれから連絡も何もしなかったし

ミツに送ってってもらって

自分の家に帰ってるかもな……




家の中に入ると見慣れたヒール



Aのだ…





けど、その隣には

もっと見慣れている男物のスニーカー




これって…


ミツがいつもライブリハするとき

履いてくるやつ……



ってことは……




.




リビングに行ったけど誰もいなくて

寝室の扉をゆっくりと開けた。





ｶﾞﾁｬ






二「なんで…」




なんで…


ミツがここにいるの？




ベッドの上で寝てるAと

その隣で顔を伏せて眠ってるミツ





当たり前だけど

二人とも服を着てるし、

何もないってことは一瞬にして感じ取れた。





けど……




やっぱりAのそばにミツがいたことは

俺にとってはすごくショックで、


その場から逃げるように

風呂場へと駆け込んだ。




色々と考えながら

ゆっくりと風呂に浸かって

戻ったときにミツはいなかった。




帰ったんだ……





心を落ち着かせるために

コーヒーを飲んでたらAが起きてきた。




ちゃんと昨日のこと

謝ろうって思ってたのに、


Aが美優ちゃんのこと追求してくるから…


思ってもないことが

どんどん俺の口から出てしまった。




「私…帰る……」




俺のこと叩いてから

そう言い残して出ていってしまったA





すぐ追いかければ良かったのに、

俺ってほんとバカ…




Aがミツと何もなかったことくらい

ちゃんと分かってるよ。



でも、Aが俺のこと

信じてくれてないのがショックで…



俺がいないからってミツのことを呼んで

二人で話してたかと思うと

すっげームカついて……




つい、あんな言い方をしてしまった。




俺だって

美優ちゃんといたから同じなのに…






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