BAD LOVER

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「やっと開放されるわ、あなたから」



二「そんなこと言って、ホントは
このままの関係でいたいんじゃないの？笑」



「そんなわけ…ん！」




顎を持ち上げられ

強引に唇を重ねてくる




「ふっ、んん……はぁ」



二「キスだけでこんな、とろけた顔してんのに
俺から離れたら耐えられないと思うよ？笑」



「だ、大丈夫に決まってるでしょ！//
早く彼氏作ってみせるんだから！！」



二「彼氏ね〜
まぁ、せいぜい頑張れよ(笑)」




は！？むかつく！！




「ニカなんかより
ぜったい良い人見つけるし！！」








.









二「…………は？」



「え……？」





わたし…今……



本人の前でニカって言った……？





ぬぁーーー！！！


やばいやばいやばい！！



何でこのタイミングで！？？


今まで言わないように気をつけてたのに！！





二「お前、今…
俺のこと…ニカって言った？」



「…あ、あははは！言った言った！
だって高嗣ってファンの子から
ニカって呼ばれてるじゃん？
だから私も呼んでみようかな〜って思ってさ…」



二「……」




や、やっぱりこんな嘘バレる…？




「あ、ほら！
せ、千賀さんもよくニカって呼んでるし…」



二「まぁ…
そうだけど……」




な、なんとか誤魔化せた…かな……



実は私がキスマイの…

ニカの大ファンって知ったら……


ニカはなんて思うのかな…



でも、もしバレたら

もうニカの側にはいれないよね。



どっちみち、あと一週間で

この関係も終わるけどさ…





「じ、じゃあ、私帰るから…」



二「は？泊まってけって言ったはずだけど？」



「今日は帰らせて！
見たいテレビあるから！！」



二「なんだそれ(笑)
ここで見ればいいじゃん」



「え！？あ、いや……」




見れるわけないじゃん、


だって見たいテレビって

あなたが出てる番組なんだから……




「と、とにかく！
今日はもういいでしょ！？
あんなに激しく…したんだから……//」



二「なに思い出して
一人で照れてんの？笑」



「て、照れてないし！//」



二「まぁ、たしかに？
今日はAが上で、あんだけ激しく
腰も振れば疲れるよな〜(笑)」



「いい、言わないでよ！！」




さっきしてた行為を思い出して

また顔が赤くなる……



こう見えて、

やっぱりこういう行為は慣れない……






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