BAD LOVER

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二「ふはっ(笑)
お前ってこんなキャラだったわけ？」



「なによ…っ、悪い？」



二「普段からもっと人に
甘えた方がいいんじゃない？笑」




チュってキスされる。




二「まぁ、でも、
俺以外の男には甘えなくていいけど」



「ん……」




そのままどんどん深くなるキスに

何も考えられなくなる。



けど、ハッキリさせなくちゃ…




「た、かし……」



二「ん？」



「いいの…？ホントに……」



二「なにが？」



「だから…
その…付き合っても……」




ニカは私からゆっくりと離れた。




二「なにが心配？」



「え…？」



二「Aは俺のこと好き？」



「…うん」



二「俺もAが好き。
なら問題ないでしょ？」



「そう、だけど…
高嗣はアイドルなんだよ？」



二「アイドルだから…
付き合ったらAにも
迷惑かけるかもしんないけど…
それでも俺は…Aと付き合いたい」




そしてまたキスをされ、

後ろのソファに押し倒された。




二「抱いてもいい？」



「…やっぱ…やりたいだけじゃん」



二「…好きだから触れたいんだけど。」




私の頬に触れながら

優しい顔をするニカに

また泣きそうになった。



私が好きなニカだ……



ずっとずっとこの笑顔を

目の前でまた見れるのを待ってた……




「やっと見れた…っ…
ニカの笑顔……」



二「なんだそれ(笑)」



「だって…ずっと怖かったし…」



二「ごめんごめん(笑)」



「私…たぶん、かなり面倒くさい女だよ？
それでもいい？」



二「いいよ」



「こう見えて、けっこう寂しがりやだし
ニカに会いにきちゃうかも」



二「別に気にしない」



「料理下手だし、面倒くさがりだから
部屋の中も汚しちゃうかもしんないし…」



二「料理は俺も無理だけど…
掃除は俺がやるし。」



「短気だからすぐ怒っちゃうよ？」



二「別に喧嘩してもいいじゃん。
…仲直りすれば」



「うぅ〜〜」



さっきニカに

泣くやつ嫌いって言われたから

必死に涙を止めようとする。


けど、やっぱり止まんない…




二「はぁ…」



おっきい溜め息…

嫌われちゃうよ……




二「泣くのも、俺の前でだけね？
他の男の前で泣くなよ！」



「……うぅ〜〜！！」





意地悪でドSだけど

なんだかんだ優しいニカ




この人が

今日から私の恋人となった。





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