君の笑顔１０

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2「もうずっと一緒にいれる！」



「うん…」



2「やっぱり俺らがこうなるのって
運命だったんだな〜」





ずっとずっと

この瞬間が来るのを待っていた。




結婚なんて

あと何年も先の話だと思ってたから…




口では

ニカちゃんがいてくれればそれでいい、

そう言ってきたけれど



やっぱり結婚って女の子にとっては

小さな夢だから。





「うう〜〜
ニカちゃんありがとう〜〜」



2「もう、またニカちゃんなの？笑」





泣きながら自分の手元を見ると

そこにはキラリと光るものが…





「これ……」



2「やっと気づいたし(笑)」





私の右手の薬指には

キラキラ光る指輪が…





2「俺が選んだ結婚指輪
受け取ってくれる？」



「うう〜〜」



2「また泣くの？笑」



「ニカちゃん〜〜」



2「嬉しいからって
そんな泣かなくてもいいじゃん(笑)」



「ニカちゃん〜〜！！」



2「なんだよ(笑)」



「指輪〜
右手じゃなくて左手だよ〜〜！！」



2「え？」




結婚指輪をするのは普通

左手の薬指でしょ！！





2「そうだっけ？」



「そうだよ〜〜」



2「だったら早く言えよな！！」





右手の薬指から指輪を外して

左手の薬指にはめた。





2「もう！恥ずすぎっ！//」





照れてるニカちゃんにチュッてキスした





「ありがとっ！高嗣っ！//」



2「……別に！//」







私の笑顔の先にあったのは


いつだって


ニカちゃんの笑顔があったからだった。





『 “ 私なんか ” なんて言わないで？』





ずっと大好きなニカちゃんに

言われてきた言葉。




そばで支えられてきたから

夢が叶って私は今ここにいる。





ニカちゃんと出会えて


そばにいることができて


本当に良かった。




ありがとうって言葉じゃ足りないくらい


ニカちゃんに感謝しているよ。







2「ほら！帰るよ？」



「うんっ！」





ニカちゃんに手を引かれて


今日も

これから先もずっと


同じ家へと帰るんだ。







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