君の笑顔１０

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2「っていう感じ」




ニカちゃんに

ここ数日の出来事を聞いて

全て納得する。



なるほど…



ニカちゃんはずっと

私に内緒で色んな人に認めてもらおうと

ずっとずっと動いてくれてたんだ。



言ってくれれば良かったのに。



でも、

私をびっくりさせようと

私を喜ばせようと…


全部一人で動いてくれたんだ。



ニカちゃんの優しさに

またもや涙が溢れる。



前にもこんなことあったよね。



社長に認めてもらおうと、

私に内緒で動きまわって……




社長…………




ん？





「えっ！！？」



2「うわ！なに？
突然でかい声だすとビビんだけど」



「だだ、だって！
ジャニーさんに私いつ会ったの！？」



2「は？話ちゃんと聞いてた？
この前の生放送のときだって」



「わ、私そんなすごい人に会ってないよ？？」



2「だってジャニーさんは
Aと話したって言ってたよ？」





ジャニーさんになんて会ってなくない？？



そんなジャニーズ事務所を支える

すごい人になんて……




2「飲み物を拾って、嵐さんの楽屋まで
運んでもらったって言ってたけど」



「え！？」





飲み物……



嵐さん……？




『いや、こちらこそ、話聞けてよかったよ。
じゃあ本番頑張ってね。Aさん』





あっ！！！




「あのおじいちゃん！？？」



2「あ、思い出した？」



「ジャニーさんって
あのおじいちゃんなの！？？」



2「どのおじいちゃんだよ(笑)
まぁ、見た目は普通のおじいちゃんだけど」



「や、やっぱり……
嵐さんの楽屋に入っていったから
てっきり、誰かメンバーのおじいちゃんかと…」



2「なんで楽屋にわざわざ
おじいちゃんが来ないとなんだよ(笑)」



「そ、そうだけどさ…」





テレビとかで話は聞いたことあるけど

本当に普通のおじいちゃんだったよ？？



なんか帽子にサングラス的なの着けてたし…


オシャレなおじいちゃんだな、っては

思ったけどさ……




2「まぁとにかく、いつの間にかAは、
ジャニーさんに認めてもらえてたってわけ！」



「うぅ、私ジャニーさんに
失礼なこと言ったかも……」



2「だからこれで心置きなく…」



「だって普通のおじいちゃんだったし…
まぁ、たしかに貫禄ある人だなっては……」



2「…おい」



「あ！だから私の名前知ってたのか！！
もう〜〜恥ずかしい…//」



2「……おい！！」




ニカちゃんの大きい声で我へと返る。




な、なに！？？





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