君の笑顔１０

358 side ﾆｶ ページ28

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2「大丈夫！！
絶対にそんなことさせないから！！」




そんな保証はどこにもないけど

“ 絶対 ” なんて言えないけど……



するしかないんだ！！




麗「ニカならそう言うと思ったわ(笑)
これから私ね、社長と会食なんだけど
ニカも来る？」



2「え！？会食！？？」




なにそれ！

そんなのに俺が行って大丈夫なの？





後日でいいとも思ったけど

ツアーラストの日に結婚宣言したい俺は

もちろん時間もないから

そのまま麗華さんに付いていった。





連れてこられたのは

すっげー高そうな店。



さすがに、

いつものセットアップに雪駄では行けないから

岩ちゃんが用意してくれた服に身を包む。




岩ちゃんも麗華さんも、

なんだかんだ、俺達のこと応援してくれてる。


絶対に失敗はできない！！






麗「社長、会食前にすみません。
ちょっとお話があって」



社「ん？なんだい？」



2「失礼します」



社「あれ、二階堂くんじゃないか！
久しぶりだね！」




事務所は違うけど、

俺達キスマイを支えてくれる

この事務所の社長は、

実は、前に何度か会ったことがある。





2「お久しぶりです！」



社「どうしたの？」



2「いきなりこんなこと言って
驚かせてしまうと思いますが…
僕、二階堂は、Aさんと交際しています！」



社「え？」




ポカーンとしてる社長




そりゃあそうか……




2「それで…
結婚したいとも考えています！！
認めてもらえないでしょうか？」



社「……いやいや、
ちょっとまって…
清水くん、これはどういうこと？」



麗「二階堂くんが言ったことが事実です。
Aは、ここにいる二階堂くんと
付き合っています。」



社「…前に玉森くんとの報道が出たとき
誰とも付き合ってないって言ったよね？
あれは嘘だったの？」



麗「……申し訳ございません。」



社「いきなり、交際宣言されて、
そのうえ結婚なんて……
もしかして、子供とか…」



2「い、いえ！子供はできてないです！
全部、俺のワガママでこの決断をしました」



社「だったら…
今じゃなくてもいいだろ？」



2「はい…みんなにも……
メンバーにもそう言われました。
けど、この先、俺達を
応援してくれるファンのみんなに嘘をついて、
いつか結婚できるまで…なんて言って、
このまま付き合っていきたくないんです！！」





これが俺の正直な気持ち…



どうか伝わって……！








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