君の笑顔１０

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2「おわっ！
…びっくりした！」



「ライブお疲れ様！」



2「それ言うために
わざわざ起きてたの？笑」



「うん！！」



2「ふはっ、まじか〜(笑)」





こっちを向いて

玄関のところでギュってハグする




ニカちゃんの匂いだ…//




二人一緒にベッドへと入った。





2「明日ちゃんと来いよ！」



「わかってるよ！
楽しみだな〜！！」





私も明日はキスマイのライブに

お客さんとして見に行く。



ライブなんてすごく久しぶりだから

本当にワクワクしている。





2「明日で全部おわるから！」



「な、なにが？」



2「まぁ、明日になればわかる！」





やっぱりニカちゃんが言ってることは

いまだに全然理解できない。



けど、単純な私は今ここで

ニカちゃんと甘々な時間を過せてるから

そんなことは今はどうでもよかった。





2「充電していい？」



「充電って？//」



2「こうやって」




そう言って

足と手を大きく私に被せて

すっぽりとニカちゃんの胸の中に入れられた




「苦しい！」



2「充電中なんだから
静かにしててくださーい」




こんなことできるのも久々すぎて

自然と顔がにやけてしまう。





2「明日の俺さ、
たぶん今までで一番かっこいいと思うよ？」



「じゃあ、期待しとくね？」



2「すっげー期待してていいよ！」





今までで一番かっこいいって…



ニカちゃんはいつでも

かっこよくて、輝いてて…



私にとっては

いっつも一番だよ？




けど、ニカちゃんから

こういうこと言うってことは



本当にかっこいいんだろうな…




周りの目が気になるから


団扇を持つこともできないし、

叫ぶこともできないけれど、


たくさん応援するからね。




あと一日…


頑張ってね、ニカちゃん。








次の日




関係者入口から

早めに東京ドームの中に入る。




ドラマのキャストの皆さんと一緒に

中で待ち合わせをして

会場の中に足を踏み入れた。




「わっ……！」




私にとって東京ドームは数年ぶりの場所で…



大好きなキスマイのライブにくるのも

本当に久しぶりで…



会場に入った瞬間

鳥肌がブワっとたった。




普通のファンの子たちみたく、

会場入りするときのドキドキとか

そういうのはないけれど…



あのときの気持ちが蘇って、

始まる前から泣きそうになっちゃった。








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