君の笑顔１０

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2「全部…おわったら
Aに話そうと思ってたのに。」



「…全部って？」



2「…やっぱりまだ言わない。
ぜったいAは反対するし」



「なにそれ…
じゃあ最初から言わないでよ！」



2「だってA
俺の悪口言うんだもん。」



「それは…
ニカちゃんが女心をわかってないから！」



2「俺に女心とか分かるわけなくない？
そんなの知ってたら毎回1位とっちゃうよ？」





…それもそうか。





2「だからさ、思ってることあるなら
ちゃんと口で言えって。」



「…別にないもん」



2「また嘘つくの？」



「……」



2「わざわざキスシーンあったとか
いつものAなら言わないでしょ。」



「ニカちゃんだって…
今日する？なんて聞かないじゃん！」



2「それは…だってさ、
久しぶりだし、明日早いと思ったから…」



「そんなの関係なく
いっつもするくせに…」



2「なんなの？さっきから…
そんなに俺に抱いてほしいわけ？」



「ち、違うし！//
何でいつもそういうこと言うの！？//」



2「だって、さっきから話聞いてると
そういう風にしか聞こえないんだけど。」





…そうだよ。



大好きなんだから…



触れられる時間があるときに

たくさん触れてほしいに決まってるじゃん。





2「はぁ〜
もう素直じゃないんだから！ほら！」




バッ！って手を広げて立つニカちゃん




…行っていいの？




2「そんな泣きそうな顔してないで
素直にくればいいじゃん！！」




ほんっと…


ニカちゃんて……


ずるいよ………





ニカちゃんに駆け寄り

胸の中に飛び込んだ。





「ニカちゃんのバカ……」



2「だから何でだよ(笑)」





久しぶりに感じる

ニカちゃんの温もりと匂い



変なセットアップ着ちゃってさ。



あ、これ私があげたやつか…(笑)





「…いっぱい上書きして？」



2「あれ、
なんか素直になった？笑」



「…ニカちゃんのバカっ！！」




やっぱり女心が

全然わかってない！！





2「もう黙ってくんない？」



「ん……」





そして重なる私達の唇




頭を押さえつけて

何度も角度を変えてしてくる

濃厚な甘いキス




本当に久しぶりだから

苦しいけど、もっと欲しいって思っちゃう。






2「やっば…
止まんねーわ……」





前へ前へと押し出され

後ろのベッドへと押し倒された






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