君の笑顔９

326 side ﾆｶ ページ44

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俺が作った卵揚げを

美味そうに口に運ぶA




作ってよかったな〜！


俺これぜったい1位だな！！




これ酒にも合うからな！




俺だけ飲むわけにもいかないから

Aにも飲ませるか〜





2「あんま飲みすぎんなよ！」



「わ、わかってます！」





今日こそは酔わせないように

見張ってねーと！！








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〜1時間後〜





「ニカひゃんのバカーっ！！」



2「なんでだよ！！」






しまった…



ベランダにタバコを吸いに出たら

いつの間にかこのありさま…




俺がいなくなったと思って

一気飲みしたんだな……





「にっかひゃん！にっかひゃん！」





いつものごとく、

わけわかんねー歌まで歌い出すし…


めちゃくちゃ音痴だし…(笑)







ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ






そんなとき、

突然鳴り出すインターホン






誰だよ！こんなときに！！





F「あ、ニカ？きたよ〜」



2「え、ガヤ！？なんで！？」



F「なんでって…
さっき電話しただろ？」





電話…


あ、そうだ…


さっきタバコ吸ってるときに

ガヤから電話きたんだった……




俺が車の中にライブの構成とか書いてる

大事な紙を忘れたらしくて…



届けてもらうことになってたんだ……





いまこの状況で

Aに会わせて大丈夫なのか？





F「早く開けろよ(笑)」



2「あ…うん……」





とりあえずオートロックを解除





「あ〜！にゃんにゃん！！」



2「にゃんにゃんって…(笑)」





テレビでやってる動物番組を

座っておとなしく見てるA




この状態なら大丈夫か…(笑)









F「はい、これ！
大事なやつなんだから忘れんなよ(笑)」



2「ほんと悪い！
けど、次に会ったときでもよかったのに」



F「だってニカ
明日中にそれ決めるって言ってたし(笑)」



2「まぁ、そうだけどさ〜」






俺がライブの構成を

めちゃくちゃこだわってるのを

ガヤは知ってるから

わざわざ持ってきてくれたんだ…





F「まぁ、近く通ったしついでにね」



2「ありがとう、助かったよ！」



F「頼みますよ？二階堂さん(笑)」



2「…やめろよ(笑)」





「あー！！うさぎしゃん！！」





ガヤと玄関で話してると

突然、Aの声が聞こえてきた






うわ〜


これまた、

めんどいことになるわ〜(笑)





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