君の笑顔９

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「おお、おじゃまします…！！」




玉ちゃんのお家へと到着し

おじゃまさせてもらう




…けど、



やっぱり緊張するよ〜！！！



ニカちゃん以外の男の人と

二人きりでお家の中とか！！





t「Aちゃん何してるの〜？
早く入りな！」



「は、はは、はいっ！！」





思い切り声裏返ったし…




t「そんな警戒しなくても
襲わないから大丈夫だよ？」



「うぇぇえ！？？」



t「あははは(笑)」




も、もう！！//


玉ちゃん私見て楽しんでる！//




t「どうぞ？」



「おじゃまします…」




まだ一回しかきたことない玉ちゃんのお家




相変わらず広くて

窓一面に広がる夜景にクラクラしちゃう





「あ、これ…」




私が前に玉ちゃんにあげたワイン…




t「今日のためにずっと
とっておいたんだよ？飲もっか！」



「いや、でも…」




お酒飲んだら

またニカちゃんに怒られちゃうし……





って、やっぱりこんなときでも

一番に思い浮かぶのは

ニカちゃんのことなんだよね…





t「Aちゃん、俺 腹減った〜！」



「え？」



t「なんか作って？」




上目遣いでおねだりする玉ちゃん



か、可愛い……//





「い、いいですよ(笑)」



t「まじで？やったー！」




冷蔵庫の中を覗くと

それなりに揃ってる食材





「玉ちゃんも自炊したりするんですか？」



t「ん〜？まぁ、たまにね。
ほとんどやらないけど(笑)」




「…玉ちゃんは
彼女さんとか作らないんですか？」




t「え、何でそんなこと聞くの？笑」



「だって…
玉ちゃんみたいに素敵な人が
彼氏だったら幸せですよ、きっと…」



t「そんなことないけどね、
俺けっこう腹黒いし(笑)」



「え、玉ちゃんが？笑」



t「だってさ、
彼氏と喧嘩した女のコのこと
うまくはぐらかして
家に連れてくるような男だよ？笑」



「え！いや、だってそれは…」



t「ふふふ、だからさ
早く仲直りするんだよ？」



「……はい」



t「ニカは絶対に
Aちゃんを裏切るようなことしないよ」



「はい…わかってます……」



t「連絡…してみたら？」



「……」



t「ふふ、まぁ、このまま
俺ん家にずっと住んでてもいいけどね(笑)」





玉ちゃんはそう言って

笑いながらテレビの前に戻っていった




鍋を煮詰めている間


思い出してしまうのはやっぱり

ニカちゃんと萌花さんとのキス




…あんなにガッツリと

頭に手まわしてたもん。






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