検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:84,502 hit

281 ページ48

.



なんで…


なんでニカちゃんが……





しかも一緒にいるのは



…萌花さん





「え……」




ガシャン





私は目の前の光景に

思わず持っていたビニール袋を落としてしまった





だって……




ニカちゃんと萌花さん




……キスしてたんだもん。







しかもニカちゃん…


萌花さんの頭に手まわしてた……





なんで?


なんでなんで?




私の頭の中は

はてなマークでいっぱい




私は落ちてしまったビニール袋を拾って

走り出していた






なんで?


なんでなの?





「なんで……ニカちゃん………」





どうしてもさっきの光景が頭に浮かんで

涙が止まらない




座り込んで泣いていると

知らない男の人に話しかけられる




『大丈夫ですか?』



「だ、大丈夫です…」




…まずい、


こんなことしてたら目立つよね。




てかここどこ?




夢中で走ってきたから

全然知らない場所。





前にもこんなことあった気がするな…




ニカちゃんが私にトマト食べさせたとき…



あのときは、すぐに走ってきてくれて

いっぱい謝ってくれたのにね。






〜♪ 〜♪



突然なる着信音にビクってなった





「もしもし…」



t「あ、Aちゃん?
もうすぐ家つくよ!」



「た、まちゃん…
ごめん、なさい…私……」




無邪気な玉ちゃんの話し声に

また涙が溢れてくる




t「……泣いてるの?」



「な、泣いてなんか、ないです…!」



t「Aちゃん、今どこ?」



「今は……」



t「近くになにある?」



「えっと……」




近くのお店の名前を玉ちゃんに伝えた




t「すぐ行くから待ってて」





ブチッと切れた電話




こんな店の名前言っただけでわかったのかな…




お店のところに寄りかかっていると

歩道に停められた玉ちゃんの車




…ほんとにすぐ来てくれた





t「乗って?」




車へと乗り込み

無言のまま進む車



人気のない駐車場へと車を止めた





t「…どうした?」



「…た、まちゃ……」




玉ちゃんの優しい顔に

一気に涙が溢れる





t「大丈夫、大丈夫…
ゆっくりでいいから」



「うん……」




優しく子供をあやすように

玉ちゃんが私を抱きしめてくれた





すごく嬉しかったし

玉ちゃんの優しさが伝わってきたけど…





私がいま求めてるのは

このぬくもりじゃないの……





ニカちゃんは…



今誰を想ってるの?






.

282→←280



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
204人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 舞祭組 , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuuna(プロフ) - ラムネさん» いつも読んでくださりありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです( ; ; )もし完結したとしても、新しい作品を書こうと思っているので、そのときはまたよろしくお願いします!!最後まで読んでくださると嬉しいです☆ (2018年11月11日 22時) (レス) id: 8ada495306 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - いつも見てます!完結したらロスりそうです…終わって欲しくないです…小説を見るたびにニカちゃんを好きになっています(>_<)妄想なのに(*_*)更新楽しみにしています! (2018年11月10日 23時) (レス) id: fbde3e3cbf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yuuna | 作成日時:2018年10月31日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。