君の笑顔８

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一週間後



今日はドラマのオーディション当日



会場に行くと、

思ってたのと全然違う感じでびっくりした。



もっとたくさんの女優さんとかいて

順番にオーディションするのかと思ったら

私の他には誰もいないし…




会議室みたいなところで待たされ、

プロデューサーなど偉い方々が数名入ってきた。






『ではAさん、
まず歌うシーンからお願いします』




少しだけ話したあと歌うシーン



練習してきた歌をその場でアカペラで歌った





『はい、では次に
セリフのシーンをお願いします』




そして、たくさん練習したセリフ部分を

精一杯、自分なりに演じた。





『はい、ありがとうございます。
以上で終了になりますね』



「ありがとうございました！」





そして、プロデューサーさん達が

何やら小声で話している




だ、だめだった？？




『Aさん、お疲れさまでした。
話し合った結果、ぜひAさんに
この役を演じていただこうと思います！』



「……へ？」



『実は、もう既にキャストを決める段階から
この役は歌手のAさんにやっていただきたいと
私達は話し合っていたんですよ。』



「え、じゃあ何でオーディション…」



『すみません、やはり今回はドラマということで
歌よりも演技を重視していたので…
Aさんは、お芝居のお仕事は
初めてだと伺ったので…ためしてみました』



「じゃあ私の演技…
大丈夫だったということですか？」



『はい！完璧でした！
思っていたよりずっと。
なので、この役を引き受けてくれませんか？』



「も、もちろんです！！
よろしくお願いします！！」



『約3ヶ月間の撮影…
良いドラマに仕上げましょうね！』






こうして、

私の初めてのドラマのお仕事が決まった。



深夜のドラマといえど、

連続ドラマでしかも主演…







麗「よかったわね」



「はい！//
でも麗華さん知ってましたよね？」



麗「もちろん(笑)
Aなら演技も大丈夫って思ってたわ」



「麗華さん…
こんなチャンスをいただけて
ありがとうございました！」



麗「これから忙しくなるからね！
Aがこのドラマの中で歌う曲は
挿入歌にもなるしね」



「はい…！頑張ります！！」





ドラマ撮影やレコーディングにMV撮影…




メディアにも取り上げられたり

番宣があったりと忙しくなるけど



頑張ろう…！






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