君の笑顔５

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2「UTAGEさ〜
Aとデュエットあるといいな〜」



「うん…そうだね…(笑)」





私もニカちゃんと一緒に歌いたい…



けど、残念なことにデュエット相手は

祐樹なんだよね〜(笑)



しかもニカちゃんが私じゃない

別の女の子とダンスをしてるのを

間近で見ながら歌うとか……



はぁ〜しょうがないけどさ……




でもニカちゃんのダンスを

間近で見れるなんてそうそうないし！！



うん、ポジティブに考えよう！！





色んな話をしながらドライブをした




そのぶん時間もあっという間に過ぎ、

予約してた焼肉屋さんへと到着




ニカちゃんが先にお店へ入り

私もしばらくしてお店へと行く





2「こっち！」



「ニカちゃん、ここのお店って…」



2「あれ？
Aここ来たことあるっけ？」





ここの焼肉屋さんは

ニカちゃんと付き合った日に

キスマイのツアーの打ち上げで来たことがある





2「あぁ〜！あのときか！
懐かしいな(笑)」



「あのときは緊張して
お肉が喉を通らなかったな〜」



2「そうだっけ？
バクバク食ってたじゃん(笑)」



「う、うるさいなっ！//」




ちゃんとニカちゃんも覚えてるじゃん(笑)




でも…



ほんとにあのときは、

こんな風に今でもニカちゃんの隣で

笑えることができてるなんて

思いもしなかった…





2「もうすぐさ、2年くらいになる？
俺らが出会ってから」



「え？うん…そうだね……」



2「すごいよな、運命って。
俺が桃買いに行かなかったら
出会ってなかったわけじゃん？」



「ふふ、そうだね(笑)
それを言ったら、私があのとき
ゴミ捨てに行ってなかったら
出会ってなかったよ？」



2「そっか…A仕事中だったしね。
すごいわ、ほんと！」



「でも…最初に話しかけてくれたのは
岩田さんだったよね」



2「たしかに…」





岩田さんが私に話しかけなかったら

私とニカちゃんは出会ってなかった。





2「俺達を出会わせたのって
岩ちゃんじゃん…(笑)」



「だね…(笑)」





でも、その岩田さんに嘘ついてる。


やっぱり心が痛むな。





2「まぁ、しょうがないじゃん！
そういう運命ってことで！」



「なにそれ(笑)」



2「いいから！
早く肉焼こうぜ〜！！」




そうだね。


ウジウジしてても仕方ないし

私はもうニカちゃんと離れるつもりはない。




岩田さんにも、

いつか認めてもらえる日がくるといいな。





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