君の笑顔５

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「と、とりあえずダンスはまだいいや…
ピアノの方を先にやってみるね…」



2「ピアノもやんの初めてなの？」



「片手でならなんとかって感じかな…
あ、私が対戦相手って
千ちゃんには言わないでね！」



2「あ〜またそのパターン？
俺のときもそうだったよな〜(笑)」




あ、そっか……


ニカちゃんも前に、

千ちゃんとピアノの対決したんだっけ……




「ニカちゃん何か弾いてみて？」



2「無理無理！もう忘れたし！！」



「なんだ〜
見たかったな〜〜」



2「俺はもうベースしか弾けないし！」



「ベース！！！？」




そうだ！！

ニカちゃんベースやるんじゃん！！！




2「なにその目は(笑)」



「へ？」





いつの間にかキラキラした目で

ニカちゃんを見つめてたらしい。




だって間近で見たいじゃん！！


ニカちゃんがベース弾いてるところ！！





2「なに？弾いてほしいの？笑」



「弾いてくれるの！？」



2「ぜったいやだ(笑)」



「…なにそれ！」




だったら言わないでよね！！




2「Aが俺のいうこと
素直に聞くなら弾いてやってもいいよ？笑」




え、いっつも、

ニカちゃんの言うことちゃんと聞いてるし！





「…やっぱりいい！
ピアノ練習する！！」




まず、もらった楽譜にドレミを書くことに。




ん〜っと、

ここがソで〜、ここがシ〜？？




……けっこう難しそう。





2「うっわ！むずっ！！
俺これぜったい無理だわ〜！」



「ここがミで……」



2「しかも弾き語りなの！？
千賀もでしょ？あいつの曲も気になるな〜」



「ド、レ、ミ、ファ……」



2「Aもよく引き受けたね〜
3週間でどうにかなんの？」



「あーもう！！
ニカちゃんうるさい！！
わかんなくなるじゃん！！」




ぜんぜん集中できやしない！！




2「まーた俺に、
そういう口聞くんだ？」




うっ…//

また出た！！//



けど今はドSニカちゃんに

惑わされちゃだめだ！//




「と、とにかく！
今は集中したいから！//」




ここで流されたら終わり、

ピアノどこじゃなくなっちゃう！//




2「A」



「な、なに！？//」




そんな低音ボイスで耳元で囁かれても

ぜったいに流され……




2「好き」



「……/////」





だめだ。


また完全に落ちてしまった……///





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