君の笑顔５

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麗「あ、まだ書いてないわね。
Aと歌うのが祐樹くんよ！
ペアダンスは…たぶん舞祭組とAKBでしょうね」




…ですよね〜〜



ニカちゃんが女性アイドルと踊ってるのを

私はそれを見ながら歌うんかい。



しょうがないけどさ……



私もどうせ踊るなら

ニカちゃんとやりたかった……




まぁ、私はアイドルでもなんでもないし

ジャニーズさんと踊る技術なんて

1ミリもないけどさ……



やっぱりちょっとだけ悔しいな。



でも…

もしかしたら……


今回この課題のダンスを完璧に踊れたら

もし次に呼んでいただけたときに

私にもチャンスがあるかもしれない！！




ぜっったいに、ダンス成功する！！





麗「とうぶん固定の仕事もないし、
毎日ここに来て練習していいからね」



「はい！がんばります！！」






私はその日の帰りに麗華さんと楽器屋さんに行き

自分専用のキーボードを買って帰った




もうニカちゃんには口止めしててもらう！！



いっぱい練習するんだ！！





麗「上まで運ぶの手伝うわよ？」



「だ、大丈夫です！
一人で運べます！！」



麗「そう？気おつけてね」





あっぶな〜〜


部屋まで麗華さんについてこられたら

バレちゃうよ……




重いキーボードの箱を持って

エレベーターを上がった




「ただいま〜〜」



2「おかえり〜！！」



「……えっ！？？」





ニカちゃんを見ると

目の前の光景に固まる私





2「どう？似合う？？」





そこには、

朝まであったフワフワな前髪がない

めちゃくちゃ短い髪型のニカちゃんが……





2「ん？てかなにこれ？」




私の持つキーボードの箱を

不思議そうに見てるけど、

私は今はそれどころじゃない





「なんで！？？」



2「うわっ！なに！？」



「なんで髪切っちゃったの！？？」



2「え…？だって…夏だし。」




……いや、夏だよ！


たしかに今は夏だけどさ！！！




「短すぎでしょ……」




あの天使なフワフワな

ワンコみたいなニカちゃんはどこ？？



ちょっと赤く染まって

短髪もたしかにかっこいいけどさ！！！




やっぱり私は断然！


前の髪型の方がよかったのに！！！






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