君の笑顔

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あの出来事とは…


私がニカちゃんと

別れるきっかけとなった出来事



キスマイのマネージャーの岩田 尊さん


キスマイのメンバーからは

岩ちゃんって呼ばれてる。




岩田さんに

私が歌手になってデビューするなら

ニカちゃんと別れて

キスマイのファンをやめるように言われた。




でも、私は岩田さんを恨んではいない。


だって、キスマイのことを思ってのことだから。



岩田さんはそれぐらい

キスマイのことを大切に思ってるから。






麗「ここね」



ｺﾝｺﾝ



麗華さんが楽屋の扉をノックする




岩「はい」



久しぶりに見る岩田さん



言葉は発しないけど、深くお辞儀をしたら

岩田さんも返してくれた




麗「尊、久しぶりね」



岩「あぁ、そうだな(笑)」




麗華さんと岩田さんが

仲良しそうに話をする




岩「キスマイのマネージャーの岩田です」



初めてあったふりをして

名刺を渡してくる岩田さん




「Aです…本日はよろしくお願いします。
あの…お二人はお知り合いなんですか？」



麗「私と尊は同期なの。
キスマイのこともよく知ってるのよ！」



岩「久々に会ったけどね」



「あ、それで…」




すごい、

こんな偶然あるんだな〜





岩「うちの連中には
ゲストがAさんって話してないんです」



あ…

そう、なんだ……




麗「あら、どうして？」



岩「いや…
その方があいつら喜ぶと思うし(笑)
ほら、Aさんって今話題の人だし」



麗「それもそうね！
私が先に入ってびっくりさせちゃお〜」




そう言って麗華さんは

楽屋の中へと入っていった




『え、麗華さん！？』


『やばい！久しぶりじゃん！』




中からキスマイの皆さんの声が聴こえる…


この中に…

いるんだね、ニカちゃん……






岩「お久しぶりですね」



「はい…」



岩「こんなに早く、あいつらと
共演されるなんて思ってもみませんでした。」



「私もです…
けど、安心してください。
仕事として…会うだけですから。」



岩「わかってますよ。
……どうぞ？」



「失礼します…！」






この扉の向こうに


会いたくて会いたくて


たまらなかった人がいる。



けど、これは仕事……




また…

自分の気持ちに嘘をつくけど…




スイッチをいれなきゃ……




ニカちゃんのこと、

嘘でも嫌いにならないとだから…




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