真選組にはドSの星のお姫様がいる。

怒った局長補佐は誰も手をつけられない。(土方side) ページ21

『…………チッ。』





近藤｢え?!A、もしかして怒ってる?!勲、今日はストーカーしてないよ?!｣





『………………チッ。』





近藤｢ええっっ?!?!酷っ!!!酷いよA!!!無視するなんてっっ!!｣





『うるせー黙れくそゴリラ。隕石直撃して死ね。』





近藤｢ひ、酷いっ!!!｣









………………





原田｢な、なぁ……山崎。なんかAちゃん、むちゃくちゃ機嫌悪くねぇか？｣





斎藤｢(。。(º º(。。(º º ｺｸｺｸ｣





山崎｢え、えーと………どどど、どーしたんでしょーねぇ？｣





………………









まずいな………もう幹部隊士はAがおかしいことに勘づいてやがる。まあ、近藤さんに対してだけ辛く当たるのはいつも通りだから仕方ねぇが………
早く何とかしてAの機嫌を治さねぇと、Aのストレス発散の餌食になる奴が増えちまう。アイツはストレス発散って言って木刀振り回すからな……









『………ゴリラうざい。消えろ。』





近藤｢えっ?!?!ちょ?!A!!俺にバズーカ向けんのだけはやめて!!!剣の練習ならいくらでも付き合うから!!!｣









…………これは一刻も早く何とかしなきゃなんねーな。









土方｢おい。何やってんだ。その手に持ったもんを下ろせ。｣





『あー、土方さん。いやね？このゴリラ、何回言い聞かせてもストーキング癖が治らなくて。被害者からも、もう何回も〆られてるっていうのに。こうなったら、私が無理矢理にでも黙らせるしかないかなって。』









ほら言わんこっちゃねぇ。



こーなりゃもう総悟にだって手はつけらんねぇ。



こうなったAを大人しく出来んのは、昔はミツバだけだった。



だが、ミツバはもうこの世にゃいねぇ。



今アイツを大人しく出来んのは……



ミツバに直々に頼まれた、この俺だけなんだから。









土方｢おい。近藤さんには後でちゃんと言っておいてやるから、とりあえずその物騒なもんしまえ。ストレス発散なら後で俺が付き合ってやるから。今は大人しくしろ。他の隊士が怯えちまうだろーが。｣





『……土方さん。今日はいつになく強引ですね。』





土方｢おう、当たり前だ。テメーの姉貴にも頼まれてんだからな。今日ばかりはお前がなんと言おうが止めてみせる。｣

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