ひだまり。 ページ6
神｢ねえ、A、どこまで顔洗いに行ったの？
ていうか、立花くん、またAが嫌がるようなことしたんじゃないの？｣
立｢いえいえ、きっともう戻ってきますよ。｣
神｢??｣
『孝宏兄ちゃん！ヒロC！しんのす！ごめんなさいっっ!!!』
神｢え、え？！なんで謝るの？何も悪いことなんてしてないでしょう？｣
先程立花くんが初めてAを叱ったことを知らない浩史が動揺する。
立｢やっと気付いた？自分がどれだけ皆に愛されてるか。｣
神｢はっ？！お前Aに何言ったの？！しかもAなんか顔洗いに行ったにしては妙に目元赤いけど？！｣
やっぱりお母さん(笑)は鋭い。
Aがさっきまで半べそかいてたことにもう気づいた。
神｢もしかして……俺がみんなのところに行ってる間に何かあった？｣
『今まで、皆にとって本当にAは必要なのかとか、皆に迷惑ばっかりかけて、そのうち嫌われちゃったらどうしようとか。
そんなことばっかり気にしてた。
だから、ずっと優しくしてくれる皆が怖くなって、いつかまたAの前から皆がいなくなっちゃったら、とか、皆は本当にAのことお邪魔虫と思ってないのか、とか。
いっぱいいっぱい考えて、落ち込んで。その度に不安になってた。
でも、しんのすに怒られて分かったんだ。
皆がどうしてAと一緒に居てくれるのか、
どうして皆こんなに優しいのか。
今まで何度も勝手に落ち込んで、勝手に八つ当たりしてた。
それでも、怒らないで、あったかい場所でまもってくれた。
お家に帰ってくる時も、おかえりって、ギュッてしてくれた。
Aは、どこかで皆に甘えてた。
だから、いつまでも泣き虫で、みんなを困らせちゃう。
でもね。頑張って泣き虫も治す。
皆が大好きだから！
友達に何言われたって関係ないよ。だって、いまのAの家族は、他の誰でもない、シェアハウスの皆でしょ!!
ヒロC、心配かけてごめんなさい。
でも、Aはもう大丈夫だよ！
だから、しんのすのことは怒らないで？
寧ろ、Aに大切なことを教えてくれたんだから、褒めてあげて？
お願いします… 』
……………
神｢A……大人になったね…ヒロC嬉しくて泣いちゃいそうだよ…｣
本当に……俺たちのお姫様は知らない間にどんどん大人になっていってる。
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勿忘草は浅葱色を纏う(プロフ) - 夏月さん» はぅぁぁぁぁ!!!ありがとうございますっっ！！！最近大学の課題とかもあって全ての小説に手をつけることが難しくなってたんですが、頑張りたいと思います！友達申請もありがとうございました！ (2020年12月13日 18時) (
レス) id: be40802470 (このIDを非表示/違反報告)
夏月(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2020年12月13日 15時) (レス) id: bc5e063eb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勿忘草は浅葱色を纏う | 作成日時：2020年7月6日 0時
