男性声優シェアハウスの小さな華は愛されてるっ!!

星に願いを……☆に ページ16

今までも何度かは聞いていたAのご両親の話。

でも、Aはいつも明るく振舞っていて、落ち込んだ素振りなんてほとんど見せなかった。

だからこそ、最近のAの落ち込んだ顔を見てどうしてあげればいいのか分からなくなった。

そしたら潤がなんか漁ってるんだから驚きだよな。

しかもそれがAのお父様から預かったもの、って…

もっと先に言って欲しかった………


福｢それでですね、この中に何があるのかは俺もよく知らないんです。｣


え？普通聞くもんでしょ!?渡された時に聞くよね普通!?

｢え…そしたらなんで今？…｣

福｢櫻井さんならわかってると思いますけど、最近のAなんか落ち込んでるように見えませんか？だから、今がその時なのかなーって。 昔からAは我慢強い子で、あんな風に見るからに落ち込むようなことは今まで無かったですし。｣

｢………｣

福｢だから、中身が何にせよ、Aが本当に何かを抱え込んでるのかもしれない今が渡す刻なんだと思います。｣


……そうか……潤も潤なりに色々考えてたんだな……

｢よし、分かった。なら、誰がいつ渡すか決めなきゃだろ？今から久しぶりに保護者会議開くぞ。みんな集めて来なきゃな。｣


福｢櫻井さん…はいっ！俺も今家にいないやつとかに収集かけてきます!!｣


｢ん、俺も家にいるヤツらと、他にも呼んだ方が良い奴探してくるわ。｣

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