不老不死の私とホグワーツの物語#3【ハリポタ】 (ページ9)

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#109　インカーセラスページ9

ムーディに呼ばれた。

部屋に行って二人で紅茶を飲みながら闇の魔術について話していた。

あと五分でハリー達の授業が始まるので私は席を立った。

『ハリー達の授業が始まるから、私はもう行くね』

ムー「あぁ、そうか。いや……待ってくれ」

ムーディが杖を出した。

そして杖の先を私に向ける。

『やっぱアラスターじゃないのね』

ムー「そうだ、俺はアラスター・ムーディではない……いつから気づいてた…？」

『私はムーディとは呼ばずにアラスターと呼ぶ。それなのにあなたは何の疑問も持たずにエラレスと私を呼んだ。アラスターは私のことをAと呼ぶのよ』

ムー「なるほど…」

『それに、ハリーだけ部屋に入らせて私を入らせないなんて、何か私に隠したいものがあるからなのよね？』

杖を取り出したいが何の呪文を唱えられるかわからない。

ムー「エラレス、お前は邪魔なんだ。いつまでもハリー・ポッターの味方で、私に邪魔しやがって…」

ムー「インカーセラス！縛れ！」

私が杖を出すよりも先にムーディの偽物はそう唱えた。

ロープが私の体を縛りあげる。

首に巻き付いて息苦しい。

ムー「ずっとお前が邪魔をした。ご主人様の計画にはお前が邪魔だった。狙いを定めていまか今かと、ずっとこの時を待っていた」

『リドルの差し金か…』

ムーディの偽物は棚から注射器を一本取り出した。

ムー「ご主人様は私にお前によく効く注射を私にくださった……そして、お前が行動不能のときが来るまで待つようにと私に申し付けた」

『やめっ……！』

左腕のローブをめくられ、そこに注射針を刺された。

ムーディの偽物は私の首に巻き付くロープは取り払ったが、体のロープはそのまま。

ムー「痺れ薬に錯乱する薬…えーと…嫌な過去を思い出す薬に……あー…もう覚えてない」

部屋に置かれたトランクが開いた。

何重にもなっているトランクの鍵は開いていく。

開きおわるとムーディの偽物は私の縄を解いた。

解放され、起き上がろうとしたがキツく結ばれていたので手足が痺れている。

『お前は…だれ、だ』

ジュ「バーティ・クラウチ・ジュニアだ」

私の杖を抜き取り、私を担ぐとトランクの中に放り込んだ。

何メートルも落下し、まともな体制もできずに放り込まれた。

床に体を強く打ち付け唸る。

ムー「Aか…？…なぜ、お前が…」

ジュ「二人仲良くここでハリー・ポッターが死ぬ知らせを待つんだな」

暗闇が訪れた。