不老不死の私とホグワーツの物語#3【ハリポタ】 (ページ29)

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#129　呪文を教えてページ29

ハリー「どうしたらいい？」

ハリーはシリウスに聞いた。

その時、物音がした。

シリ「誰か来た。これ以上は力になれない。今のところは…君は自分で乗り切るしかない」

それだけ言って、シリウスは消えてしまった。

私は窓に打ち付ける雨風を見た。

雷鳴が談話室に響いた。

ハー「…本当に復活したのね……自分を守るすべを学ばなくちゃ。アンブリッジが教えないなら別の人から学ぶわ……そう…Aよ！」

『私かい？』

ハー「A、お願い。私たちに自分を守るすべを教えて！いいえ、教えてください！」

『え、え？急に言われても…』

ハー「あなたは魔法界と人間界を分けたのよ？それに、呪文だってたくさん考えて、薬学だって一人で全部生み出したのよ！」

『教科書の二割は私の弟子が考えたものだよ。それに、私はそれくらいのことしかしてない』

ロン「それってすごいことだよ！」

ハーマイオニーが私の両肩を掴んだ。

ハー「私たちにまだ授業で教わってない呪文を教えて！アンブリッジなんかに負けたくないの！」

『……わかった、教えてあげる』

ハー「ありがとう。ありがとうA！」

ハーマイオニーは私を抱き締めた。

いつの間にハーマイオニー達は五年生になってしまったんだろう。

こんなに身長も大きくなって。

それでもまだ子供だ、と私の中の私が言う。

『ちなみに私に授業(呪文)を教えて欲しい生徒は何人いるんだい？』

ハー「募集してくるわね」

『募集？！』

数日後。

ホッグズ・ヘッドのバーに私はいた。

そこには20から30人ほどの生徒が集まっていた。

ねぇ、ハーマイオニー。

私はハーマイオニーの口から「数人」って聞いたんですけど。

もう一度人数を数えたら私含め26人いた。

バタービールを飲んだみんなはこちらを見た。

ハー「あー、みなさん。なぜここに集まったかというと、私たちには先生が必要です。ちゃんとした先生が。実際に闇の魔術とたたかったことがある先生が」

「なんで？」

ロン「なんで？例のあの人が戻って来たからさ」

「ハリーの話だろ？」

ハー「ダンブルドアも言ってるわ」

「ハリーがそう言ったからだろう？でも証拠はあるのかい？」

「…セドリックがどんなふうに殺されたか話してみてよ」

一人の男子生徒がハリーにそう言った。