彼女が遠慮をする意味【烏野】

我慢をする意味３ ページ3

菅原Side


烏野高校男子バレー部には3人の女子マネージャーがいる。

3年の清水潔子と1年の谷地仁花、そして、2年の相澤A。

3人とも本当に優秀なマネージャーだ。

優秀だ、優秀だけど、相澤A。

彼女だけは部員全員が心配するほど、人に頼らない。

そして、


菅原「相澤！」

貴方「はい！」

菅原「帰り、大地が肉まんおごってくれるって！一緒に帰ろうぜ。」

貴方「えっと、あ、肉まんは、いいです。」


そして、わがままは言わない。おごるって言われても絶対に断る。


菅原「え、そうか？遠慮しなくていいんだぞ？」

貴方「いや、大丈夫です。」


一緒に帰りはするが、肉まんはいつも貰わない。

食べてるとしても自分で買ったものだ。

マネの仕事だって、絶対に清水や谷地さんに頼らない。

部員の皆にとっては、心配な事しかなかった。

それに加え、相澤はどういう奴なのかいまいちわからないし、俺達の事をどう思ってるのかも分からない。


澤村「おーい、皆帰るぞ！」

一同「おーす。」

谷地「あ、相澤先輩！一緒に帰りましょう！」

貴方「え。」

谷地「あ！わ、私のようなものが相澤先輩と一緒に変えるなどおこがましいですよね！すみませんでした！！」

貴方「あ、いや、別に。」


必要以上に人に近寄ろうとしない。

そんな相澤を、皆心配している。

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