検索窓
今日:35 hit、昨日:17 hit、合計:141,453 hit

第25話 ページ26

『!!』







すぐ近くで、聞き覚えのある、
自分を呼ぶ声がして、



















目が覚めた



















そうだ、








俺は









あの後、





五条に腹たって、

高専の裏庭で寝ようって思って、



















ぐっすり寝てしまったんだ



















五条「起きた・・・・・京極くん、」

















目の前には、何故か珍しく焦ったような顔をした五条















サングラスも目隠しもしておらず、


あの整った綺麗な顔が顕になっている



















裏庭に寝そべっている俺の顔を覗き込んでいる
五条の顔を思いっきり引っぱたきたいところだが、

なぜだか体が思うように動かないし、
声も出せなかった



何故か息切れをしている










五条「京極くん、大丈夫、?








すごくうなされてたけど・・・」



















『っ・・・・・』










さっきまで見ていた夢を思い出して、

思わず息が詰まる




しかしやっぱり、まだ声も出ないし体も動かない















すると何を思ったのか、五条が俺を抱き起こして、
抵抗できない俺をぎゅっと抱き締めた

というかそもそも、抵抗しようとも



思えなかった



















五条「怖い夢見たの、A。よしよし」









抱きしめた俺の頭を優しく撫でる五条
















身長差により包まれるようにだしきしめられる



















されるがまま五条に頭を撫でられる



















五条「怖かったね、もう大丈夫だからね」



















まるで小さな子供をあやすかのように
五条は俺を撫でている


今は、


今だけは何故か、















顔が整っている五条にも、
抱きついて頭を撫でる五条にも、





腹が立たなかった







『ごじょぅ・・・』












絞り出すように出した声に、
五条が反応して、
さっきよりも強く俺を抱きしめた

第26話→←第24話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (147 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
428人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫侍。(プロフ) - マコさん» コメントありがとうございます。そんな風に思っていただいて本当に嬉しいです!これからも頑張ります<(_ _)> (10月30日 22時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
マコ(プロフ) - 初コメしつれいします!この作品大好きです!!最近は更新ずっと楽しみにしてて、最新話出てるのに気付いた時の喜び半端ないですwこれからも応援してます!! (10月30日 18時) (レス) id: a670e33e5a (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - 瞳子さん» 嬉しいコメントありがとうございます<(_ _)>モチベ上がります! (10月11日 18時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
瞳子 - めっちゃ好きです!!続き楽しみにしてます😵💨 (10月9日 20時) (レス) @page36 id: 244aa9f702 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます、もっと楽しんでいただけるように、引き続き頑張ります! (10月8日 10時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月26日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。