55太宰side ページ32
太「美咲ちゃんは、、、、、ポートマフィアに入るのかい?」
自分でも声が震えているのがわかった
彼女が探偵社から抜けるのを怯えている。
裏切られるのを、私の前からいなくなるのが怖い
でも、中也の発した言葉は予想とは違っていた
中「いや、あいつは断った。」
太「え…」
中「確かに、俺らは美咲を勧誘した。だが、あいつは自分の口で断った。自分の居場所は探偵社だって。」
その一言で太宰はほっとした。
彼女がそんなことを思ってくれているのか。
口元が緩むのがわかった
太「!じゃあ、なんで自分から行ったんだい!?」
中「…あー、それはな。俺が捉えようとしていたら、それがバレてな。なんでか知らんが普通に着いてきた。それに、その最中、ポートマフィアに恨みを持つやつが俺の部下を殺そうとしていたんだが、自ら割り込み、助けた。」
太「……ふふっ、、美咲ちゃんらしいね。」
彼女は優しい。
それは敵味方関係なく心の底から関わったもの全てが思えることだ。
中「…それと、、捕えられているにも関わらず、やつ、車で爆睡してた」
太「…ん?…え、、、」
唖然とした
普通、敵の目の前で寝るかい?(苦笑)
中「俺だってびっくりしたんだよ。」
太「はぁ、、美咲ちゃんは、、、、よく分からないこともするんだね………それで、今彼女はどこに?」
中「あ?あー、今多分まだ首領と姐さんとエリス嬢でお茶してんじゃね?」
太「は?……はぁぁ!??」
今日1番の声を上げた
太「もう、、、美咲ちゃんことがわからないよ笑(苦笑)まぁ、そういう所も、彼女のいい所だね。」
彼女の笑顔を思い浮かべるだけで口元緩む
中「…あぁ、そうだな。」
そう言った中也の表情は穏やかだった
そして、お互いに目を見合わせ……
「「まじか。」」
どうやら、お互い同じ子を好きになったそうだ。
太「…160cmの癖に」
中「あぁ!?手前なんつった!?」
太「ちなみに美咲ちゃんも160cmだ」
中「…マジかよ」
中也は、青ざめていた
まぁ、好きな女の子と同じ身長だからね
そして、五大幹部会の話を聞き、中也が出ていこうとした時
中「…あぁ、お前、美咲のこと知りてぇんだったな。」
太「ん?あぁ」
中「お前が言った通り、やつを調べても何も出てこなかった。けど、、一つだけ分かったことがある。」
太「…わかったこと?
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作者名:チョココロネ x他1人 | 作成日時:2018年10月22日 19時