侍少女は文豪の世界へ2 (ページ2)

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谷「ははっ、それは驚かされましたねえ」

敦「笑い事じゃないですよ～。ほんとにとんでもない所に入っちゃったな…」

『そうだね～』

敦「なんでそんなに呑気なのさ…美咲ちゃん…」(敬語じゃなくていいと言った)

谷「まぁまぁ、僕でも続けられる仕事ですから…」

敦「でも、谷崎さんも異能力者なんですよね？僕の役に立たない異能力とは違う。」

『おいこら敦。私は、異能持ってねーぞ。嫌味かコノヤロウ。』

いいもんね。夜兎のハーフだもん。剣使えるもんね！…剣持ってないけど←

敦「わ！そ、そんなつもりじゃなくって！その」

『ふはっ、、分かってるわかってる。慌てないでよ。笑』

敦くんいじるの楽しいなw

谷「あははっ、あまり期待しないでくださいよ。戦闘向きじゃないですから」

ナ「兄様の能力。素敵ですわよ。ナオミだーいすき。」

そう言ってまたイチャつき出した。

『「………」』←目をそらす

「着きました」
今更だが、依頼主は樋口と言うらしい。

「「「『え』」」」

ついた場所は、逃げ場がない。
薄暗い路地。

普通、密輸業者は、臆病な連中のはず。
だから、逃げ道を用意する。
なのにここは逃げ場がない。袋のネズミだ。

『…なるほど。ハメられたのか。』
よく考えてみると、おかしな点があったのに、、、、なんで気づかなかったのか。

彼女の目は、、黒の世界に住む者の目だった。

樋「そう。私たちの目的は、あなた方ですから。プルル芥川先輩。予定通り捕らえました」

「「芥川！？」」

『……最悪だな』

芥川。先程聞いた名だ。ポートマフィア、か。

その瞬間、路地裏に銃声が鳴り響いた

私は、そばに居た敦くんを思い切り引っ張り、銃弾が当たらないようにした

『っ！！』
銃弾が、足を貫通した。

、銃声が収まり、、、、顔を上げると、

『………………なお、、、みちゃ…ん』

谷崎くんを守ったのだろう

血だらけで立っている、彼女がいた