デカブツとチビ ページ5
「(何よこいつら)」
その場に突然現れたのは二人の男だった
1人はタッパのデカいこめかみに竜のすみを入れた男
もう一人は学ランを肩にかけて呑気にどら焼きを喰っている男
「ねぇねぇケンチン」
「あ?こういうとこでそのあだ名呼ぶんじゃねーよ」
「どら焼きなくなっちゃった」
場の空気を読めていないやり取りに思わず舌打ちがこぼれる
舌打ちが聞こえたらしい最前列にいる奴らの顔が青ざめたのは気のせいか?
「お疲れ様です!」
「・・・は?」
いきなりこの場にいる全員が頭を下げた
それはもうきれいにほぼ90度
意地でも他人に頭なんざ下げなさそうな奴らが
「「「お疲れ様です!!」」
「「お疲れ様です!総長!!」」
「あ〜、そゆこと」
どうやらあの呑気にどら焼き食ってた野郎はこの集団のトップだったらしい
ちらっと聞こえたが、あのデカブツは副総長とかなんとか
「お疲れ様です、総長」
なんとこの目の前の野郎も頭を下げる始末。よく知らないが、この世界では上下関係がかなり厳しいらしい
そのまま二人はこいつに目もくれず通り過ぎていくんだろうなと思っていた。興味ないからあんま見てなかったけどさっきひょろがりも無視されてたし
だが予想に反して無視はされなかった
代わりに副総長とやらの良い一発がみぞおちに入ったけど
「将貴、お前いつからそんなに偉くなったんだ?総長に挨拶すると期はこの角度だ」
「何言ってんのよ。こんなクソ野郎は地べたに頭こすりつけてるくらいがちょうどいいのよ」
私の声に一瞬こちらを見たものの、一瞥しただけですぐに少し先にいる総長とやらに続いていった
というか無視かコラ
「アイツ、ドラケン相手に・・・」
「まじかよ・・・」
ボソボソ何やら言ってる外野は無視だ
914人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももん - やっば!野薔薇ちゃんめっちゃイケメンそしてクロスオーバー増えろー続き楽しみにしてます!! (2021年9月20日 1時) (レス) id: 235b182826 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新待ってました!このお話すごく好きです!野薔薇ちゃんがかっこいい…。続きも楽しみにしてます! (2021年9月19日 12時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し48535号(プロフ) - 更新ありがとうございます!!めちゃめちゃ待ってました! (2021年8月27日 22時) (レス) id: c71c83be9f (このIDを非表示/違反報告)
まい - 更新待ってましまた!!!ありがとうございます!続き気になるー! (2021年8月27日 18時) (レス) id: d97db629db (このIDを非表示/違反報告)
トムジェリ(プロフ) - 続きがものすごく気になります!!更新頑張ってください!!! (2021年8月26日 1時) (レス) id: cc774e2595 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まお | 作成日時:2021年7月9日 21時