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「お邪魔しまーす。」
手を洗い終えたら2人で2階にある天月くんの部屋に向かう。
これもまた広い部屋なのだ。
部屋に入ると荷物を下ろす。
天月くんは…と辺りを見回すと後ろから腰に腕が回った。
「こっち向いて」
後ろを向いた瞬間に天月くんの柔らかい唇が私の唇に重なった。
「へへ、ガマン出来なかった」
「…天月くん、好きにしていいよ」
どうしてこうも、彼のことを煽ってしまうのか。
いつも通り余裕のなさそうな顔をした天月くんはなんの迷いもなく私をベッドに押し倒す。
すぐしてくるということは多分はなからそのつもりだったんだろう。
鼻腔をくすぐったのは
ベッドから濃く香った 天月くんの、匂い。
.
「…っ、大好き。愛してるっ…」
事中に彼の口から零れた言葉には今日も返さずにそれを終える。
でもそれすらも、彼の同意の上。
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作者名:結萌 | 作成日時:2021年8月17日 22時