バイト少女……只者じゃない……【WT】

第8話 ページ11

遊真「…ていうかおまえ…オサムがほめられるのが気にくわないだけだろ」

！！

藍「なっ…」ｷﾞｸﾘ



それは思った……孤児院の子にもいるんだよな…そういう子…


藍「何を言ってるの!?わっ…私はただ組織の規律の話を…」
遊真「ふーん…おまえ…つまんないウソつくね」

藍「！？」


バレバレだと思うけど…


ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

…ん？

「はいはいそこまで、現場調査は終わった…回収班呼んで撤収するよ」
藍「時枝先輩…！でも…」



時枝さん…常識人っぽい…



時枝「木虎の言い分もわかるけど、三雲くんの賞罰を決めるのは上の人だよ。オレたちじゃない…ですよね嵐山さん」

嵐山「なるほど！充(みつる)の言うとおりだ！」




――――
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


さて…そろそろ帰るか…


遊真「どうもどうも」

何で下駄箱に…


修「悪い…空閑が聞かなくて…」
遊真「いっしょに帰らないかとおもってな」


バイトが…


ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ


あれ…電話？


『はい』
羽海〚あ…実はだな、シフト変更になって今日は孤児院だけに行ってくれ！ゆっくり休めよ！〛ﾂｰﾂｰﾂｰ…


何で…こんな時に限って…


遊真「…いくか」


『え…』

手…繋がれて…無理矢理離せなくもないけど…


遊真「…オサムはこのあとボーダー基地に行くのか？」


繋いだまま話すの…？


修「そうだ、本部に出頭して処分を受ける…嵐山さんとの約束だからな」

話してる間に帰れないかな…

遊真「…ふむ」ｷﾞｭｯ



あ…バレてた…



修「ん？なんだ？」

あ…木虎さんだ…


「写真撮ってもいいですか？」
藍「あー…悪いけどそういうのはやめてくれる？写真なんて正直迷惑なの芸能人じゃあるまいし…」ﾊﾟｼｬ


凄い決めポーズしてる気がするけど…


遊真「なにやってんだ？こいつ…」
藍「はっ…！ｺﾎﾝ…待ってたわ、たしか…三雲くん…だったわね、私はボーダー本部所属嵐山隊の木虎藍…本部基地まで同行するわ」


何でわざわざ…？

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