MoonDust_36 ページ38
.
ピピピッピピピッ
アラームの音が遠くから聞こえる。
起きないと…
貴「今、何時…」
ケータイを開くと数件の着信通知…
時間は昨日のちょうど寝付いた頃…
白膠木さん…からか。
なら別に放置しても問題ないか。(((
今日は、転居届出して、必要なもの買って…
【ヴー、ヴー】
貴「?…電話?」
こんな朝早く誰から…
白膠木さん…
何かあった…?
昨日の夜からひっきりなしにかかってきてるし…
【ピッ】
貴「おはようございます、どうしました?」
簓『つ、繋がった!!おはようさん!』
貴「…その様子だと用は無さそうですね。
切ってもいいですか。」
簓『ちょっ!昨日の夜から電話にでんわ〜思てたら、3秒で
切るなんてそんな話があるかいな!』
貴「…切りますね。」
朝からキレッキレのギャグお見舞されたら誰だって切るでしょう。
とりあえず、急用ではなさそうだし無視して支度するのが得策…
簓『昨日も夜電話したんやけど、通話中やってん。』
貴「あー、そうですね。話してました。」
簓『何話しとったんかな〜…って…』
貴「え。昨日のことを報告がてら世間話を少しした
程度ですけど。」
簓『ほ、ほな!親御さんへの電話やったんやな!!』
明らかにテンション上がってるな。
親には電話してないけど。
貴「まぁ、色々向こうでお世話になった人に…」
簓『はへ、親御さんじゃないん…?』
貴「え?それ、関係あります…?」
この人、朝から何がしたいのか一向に理解できない。
寝起きで頭が回らないからか、より、1層理解できない。
簓『朝からキレッキレやな…彼氏からの電話やったん…?』
貴「彼氏いないって言いませんでしたっけ…
近所の兄ちゃんみたいな感じの人です。色々事情が
あって良くしてもらってたので」
なんで私が浮気疑惑晴らしてるみたいになってんだ。
今朝の7:30だぞ。
なんかイライラしてきたな。
.
.
70人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢乃叉優芽 | 作成日時:2023年3月11日 22時