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ストーカー 〈SHIMA〉 ページ18

今日もマンションの下を見れば”彼”は居る。

番号を知らないはずなのに,連絡してくる。

最初は,怖かった。
でも,怖いという感情は無くなっていた。

今は,”好き”という感情しか無い。

彼に嫉妬して貰えるように。

ワザとオトコを家に入れたりしていた。


入れた夜は,質問責め。

でも,そんなことが嬉しくて…

私は,人に愛されたいんだ。

ストーカー,ヤンデレ,それらは批判される。

でも私は好き。

愛されてる感じがして。

でも,幸せも奪われてしまった。

新しい幸せが来るみたい。

ピンポーン…

ガチャガチャガチャ!!


下を見ると,彼は既に居ない。

カチャ

彼が私に告白してくれたのも知ってる。

もちろん,合鍵を作ってるのも。

そして,今入って来ているのも。



私は,怯えた演技をして貴方を怒らせる。

そしたら…閉じ込めてくれる?
何をしてくれる?


?「どうしたん?なんで連絡くれへんの?」

「だ…誰ですか…?」

?「Aの彼氏の志麻やで?覚えてないん?」

志麻さんって言うんだ。

やっぱり間近で見てもカッコイイな…

「し、知りません…出てってください!」

志麻「彼氏にそんな態度取る?」

「彼氏なんていませんっ!」

貴方に彼氏になって欲しいとは思ってるけど。

志麻「何で?告白したやん。」

「返事返してません。」

志麻「無反応は”YES”って捉えてるから。」


「勝手過ぎます…出てって下さい!」

出て行かないで…

志麻「…何で,こんなに愛しているのに。」

狂い始めてる…もう一押し。

「そんなの…愛とは言いません!」


志麻「…愛は人それぞれやろ?」

表情が歪んでる…

志麻「何で分かってくれへんの。こんなに…
愛シテイルのに。」

もっと…狂って。

志麻「そうだ…躾が足りないんだ。
躾けてあげなきゃ。」


「いや…っ」

ほんとは嫌じゃない。
気づいてる?


カシャ…

「やめてっ…」

手錠だけ…?


志麻「優しくしてあげようと思ってたんやで?
でも、Aが挑発するから…」

「挑発…?」

志麻「…ホンマはイヤじゃないんやろ?
嬉しいんやろ?」

「…そ、そんなわけ。。」

志麻「顔がニヤついてたし…」

「…勘が鋭いんだね。」

志麻「やっぱり。でも,嬉しいんやね。」

「すっごくね。」

志麻「へぇ。変態なんや。」



「ダメ?」

志麻「いや、好都合。」

「そう…」

志麻「絶対に離さへん…」



end…

幼馴染 〈TONARINOSAKATA.〉→←先生 〈SENRA〉



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設定タグ:浦島坂田船 , 短編集 , シチュエーション   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:rain | 作成日時:2017年8月24日 23時

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