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ヤンデレ 1〈SHIMA〉 ページ15

ジャラ…

ガシャ…

毎日…手錠…足枷に捕らわれる日々で…

出して欲しい。そんな言葉を言えば”彼”は









"狂って"しまう。


真っ暗な部屋に真っ黒な足枷,手錠。



仲が良かった友達も,みんな私の目の前から…



”消えた”

もうこんな日々…嫌なんだ。



もういっそ,抜け出してしまおう…

…?テーブルにカギがある…

カチャ…

ガチャン!

手錠が…!足枷もっ…



ガチャ…

「ドアが…開いた…?」

開くなんて思っていなかったから…



あともう少しで玄関だ…

出れる…やっと…



ガチャ…

?「楽しそうやな?」



誰もいないと思ってた。

でも…



”罠”だったんだ。



私達の間には“ルール“がある

絶対守らなくちゃいけないルールを破るのを…

”彼”は待ってた



甘い甘い…ミツを垂らして…

私はまんまと…罠にかかった。





ルールを…

破ってしまったんだ。



そのルールは…”絶対に屋敷の外に出ない”。

私は今…破った。


破ったら”お仕置き”。

それは分かっていたのに…



?「なんで,こんなところにおるん?」

「ッ…ごめんなさいッ…」

?「誰も,謝れなんていうとらんねん。
なんで,こんなところにおるんって
聞いてるんやけど。」

「それはっ…」

私は…何も言えない

この時の,志麻くんに反論しても…無駄だ。

志麻「さっさと屋敷の中入って。」



「はい…」

ガチャ…



逃げ出したいなんて思うんじゃなかった

後悔しても,もう遅いから…



ガチャ

カチッ



元いた場所に逆戻り。

それだけで済むわけがない



志麻「なんで,逃げようとするん?
こんなにも,愛してるのに。」

「ぁ…あ…ごめんなさい…」



志麻くんの目はとても見れるものじゃなかった。

いつも,キレイに光っている紫だって…

赤に変わっていた。



志麻「はぁ…こんな事になるんやったら,
一緒にタヒんだ方が良かったわ。」

「ぃや…」

声が思うように出ない。

伝えたい事だって伝わらない。



ジャラ…

ガシャ…

志麻「なんなら,今,”一緒にタヒぬ?”」

カチッ…



「…うぁっ!?」

息もできないほど強い電流が流れた。

きっと,足枷と手錠から流れているのだろう。



このままだと…焼ける…



涙でボヤけた視界に見えた志麻くんは,

笑っていた。



志麻「いたい?」

「ぃたいッ!止めてッ!」

お願い止めて…

ヤンデレ 2〈SHIMA〉※グロ注意→←クリスマス 9 〈SENRA〉



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設定タグ:浦島坂田船 , 短編集 , シチュエーション   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:rain | 作成日時:2017年8月24日 23時

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